これで失敗知らず!引越しの梱包のコツ
初めて引越しする方などの中には、引越しの荷物をどのように梱包すればよいかわからない方がいるかもしれませんね。梱包をうまくできないと運搬時にトラブルにつながることもあります。
引越しの梱包のコツを紹介するので、興味のある方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
梱包が甘いと引越しを失敗するかも
引越しの梱包に対する考え方は人それぞれです。丁寧に荷物を梱包する方もいれば、とりあえず荷物を詰めさえすればよいと考える方もいます。
荷物を詰めさえすればよいと考えている方は注意が必要かもしれません。過去に行われた調査によると、「梱包が甘くて運んでいる途中にトラブルが起きた」ケースが多いからです。
梱包が甘いとトラブルにつながるかも
梱包が甘いと様々なトラブルが起こりやすくなります。
例えば、大切な荷物が傷つく、破損するなどが考えられます。引越し業者が丁寧に荷物を運んでも、梱包のミスまではカバーできません。
スピード重視で荷物を運ばれるとさらにトラブルは起きやすくなります。梱包は引越しを成功させるための重要なポイントです。
基本的に補償は受けられる
大切な荷物が傷つく、あるいは破損すると困る方が多いはずです。
また、自分で引越しをして荷物が傷ついた場合も補償は受けられません。いずれにせよ、荷物の梱包は適切に行うことが重要です。
引越し前に覚えておきたい梱包のコツ
引越しで荷物を梱包するときは、どのような点に気をつければよいのでしょうか。引越し前に覚えておきたい梱包のコツを紹介します。
ダンボールのサイズは荷物の内容で決める
荷物の梱包に必要な資材がダンボールです。多くの場合、ダンボールは引越し業者から無料でもらうことができます。引越し業者が支給するダンボールには、大きなサイズと小さなサイズがあります。使用するサイズは梱包する荷物の内容を考えて決めることが重要です。
小さなサイズのダンボールは、本やCD、食器など小さくて重いものを梱包します。大きなサイズのダンボールにこれらの荷物を梱包すると、重くなりすぎて持ち上げられないことや底が抜けることなどがあるからです。
小さなダンボールであれば、持ち上げられない心配も底が抜ける心配もありません。箱数は多くなるかもしれませんが、梱包をうまく行うためのコツです。
大きなサイズのダンボールには、洋服など軽くて大きいものを梱包します。これからダンボールをもらう方は、引越し業者にお願いして荷物の内容に合わせた大きさのダンボールをもらうと良いでしょう。
割れ物を梱包するコツ
小さなダンボールに割れ物を梱包するときは、運搬時に割れないように気をつけます。
コツは、緩衝剤を上手に利用することです。プチプチや不要な新聞紙を緩衝剤として利用することができます。具体的な梱包方法は次の通りです。
2.緩衝剤をクシャクシャにしてダンボールの底に敷く。
3.割れ物を緩衝剤で包む。
4.3をダンボールに入れる。
5.割れ物と割れ物の間に緩衝剤を挟む。
6.割れ物とダンボールの隙間(四方)に緩衝剤を挟む。
7.割れ物の上に隙間なく緩衝材をのせる。
8.割れ物が動かないことを確認してダンボールに封をする。
以上が、基本的な割れ物の梱包方法です。グラス類は、詰めすぎに気をつけながら立てて梱包します。お皿類は、ダンボールの長辺に平行になるように立てていれます。これにより運搬時の衝撃を和らげられるので、破損を防ぎやすくなるといわれています。
とはいえ、衝撃に弱い荷物であることは変わりません。割れ物を梱包したダンボールには、「割れ物注意」などのシールを貼るか注意書きをしましょう。
割れ物の梱包が苦手な方は専用の梱包資材を利用
割れ物の梱包が苦手な方や割れると困る食器などがある方は、食器専用の梱包資材を貸出ししている引越し業者を選ぶと良いでしょう。
緩衝剤を使ってあらかじめ収納場所が区切られた梱包資材などを利用できるので、割れ物を緩衝剤で包まなくても梱包できます。
もちろん、運搬中に割れるリスクも引き下げられます。無料で利用できる引越し業者や引越しプランがあるので、興味のある方は見積もり時に確認すると良いでしょう。
刃物を梱包するコツ
梱包になれていない方を悩ます荷物が包丁などの刃物です。梱包が甘いと怪我の原因になることがあるので丁寧に梱包しましょう。
刃物を梱包するコツは、厚紙などで刃の部分全体を包むことです。運搬中などに刃が露出しないように厚めに包みます。柄の部分は、梱包している荷物が刃物であることが分かるようにそのままにしておきます。
以上のほかでは、刃の長さより少し大きい程度にダンボールをカットして、これを折り曲げて刃を包むことでも梱包できます。包んだ後はガムテープなどでしっかり固定して抜けないように注意します。刃物を詰めたダンボールには、刃物が入っていることを記載しておきます。
本を梱包するコツ
簡単そうに見えて意外と難しい荷物が本です。本は、ダンボールに詰める方法とひもで縛る方法で梱包できますが、引越し時はダンボールに詰める方法がオススメです。
ひもで縛ると運搬時に本が傷む恐れや荷崩れする恐れなどがあるからです。これらのリスクを勘案して、引越し業者の中にはひもで縛った本を運搬してくれないところもあります。本は出来るだけダンボールを使って梱包しましょう。
ダンボールを使って本を梱包するコツは次の通りです。
・サイズを揃えてダンボールに詰める。
・ダンボールに隙間ができるときは緩衝剤を積める。
・重くなりすぎないようにする。
ダンボールが重くなりすぎるときは、本の数を減らして緩衝剤を入れます。緩衝剤の代わりにタオルなどを詰めても構いません。
ダンボールが重くなりすぎると小さなダンボールを使う意味が失われます。本を梱包するときは重さに注意しましょう。
洋服を梱包するコツ
洋服の梱包はそれほど難しくありません。大きめのダンボールを用意して、ダンボールのサイズを合わせてたたんだ洋服を重ねていくだけです。洋服をたたむのが苦手な方は、専用のボードなどを購入するとよいかもしれません。
シワができると困るスーツなどがある方は、ハンガーボックスをレンタルしてくれる引越し業者を選ぶと便利です。ハンガーボックスは箱付きのハンガーラックのような梱包資材です。洋服をハンガーにかけたまま運搬できるのでシワを防げます。
まとめ
荷物の梱包が甘いと、荷物が傷つくなどのトラブルに発展することがあります。引越しする方は丁寧な梱包を心がけましょう。梱包のコツは荷物により異なります。
基本的には、適切なダンボールのサイズを選び、緩衝剤などを利用して梱包することでトラブルを防げます。刃物など特別な注意を要する荷物は特に慎重に梱包します。丁寧に梱包した荷物が引越し業者の過失で傷ついた場合などは補償を受けられます。
とはいえ、傷ついた荷物は元に戻りません。無用なトラブルを避けるため、コツを抑えながら丁寧に梱包することが重要です。
関連記事
- PREV
- 引越しを格安で行う方法
- NEXT
- 意外な落とし穴!引越しの荷造りで注意したいポイント