意外と知られていない!?引越しがどんどん安くなる裏ワザ7個まとめ
引越しの際、最も気になるのは引越しにかかる費用ではないでしょうか。
パックプランを利用すればかなり費用を抑えることが可能になりましたが、それでも遠距離の移動は大きなお金がかかります。新しい新居に敷金・礼金を払うことを考えたら、運搬費用は少しでも抑えておきたいです。
荷物を運ぶ費用をパック利用などで抑えたら、あとは諸費用を節約していきましょう。ひとつひとつは小さな金額も、重ねていけば大きな節約につながります。
ここでは、諸費用を抑えるためのさまざまな裏技をご紹介していきたいと思います。自分にあった方法を選び、合わせ技で節約していきましょう。
目次
①引越しはクレジットカード払いでポイントを貯めよう!
家族の引越しの場合、荷物の運搬費用は数万円から10数万円程度が平均です。
引越し先に支払う敷金・礼金と合わせれば、少なくとも30万円程度はお金が必要になります。大きなお金を一度に使うと経済的負担が大きくなり、精神的にも圧迫されます。
そこで活用したいのが、クレジットカードです。
引越し費用は現金払いが一般的ですが、大手の引越し業者はクレジットカードが利用でき、分割払いにも対応してくれる業者があります。分割払いにすれば1か月の出費も抑えることができますし、大きなお金を一度に払う必要がなくなります。最終的に払う費用は変わりませんが、精神的にはかなり楽です。
さらに、クレジットカードの利点はポイントを貯めれらることです。例えば、ポイント還元率1%のカードなら、引越し費用30万円で3,000円のポイントを貯められます。現金払いの場合はキャッシュバックゼロですから、カード利用はかなりお得と言えます。
また、3月~4月の引越しは、子供の入学や卒業が重なっていたり、自分たちの移動交通費がかかったりと、引越し以外の費用もかさむことが多いものです。少しでも一時的な出費を抑え、さらにお得に引越しする手段として、ぜひクレジットカードを活用してください。
②実は赤帽だけ交通費無料で引越し可能!
引越し当日の移動は、引越し業者のトラックに乗って移動すればよい・・・そんなイメージがありませんか?
しかし大手引越し業者は、事故が起こった場合のことを考えて、荷物運搬用のトラックには作業員以外の人を乗せてくれません。
そこでおすすめなのが、赤帽を使っての引越しです。赤帽では引越しする人を乗せてもよいというルールがあり、事故があった場合も補償がついています。依頼人を作業員としてカウントするため、引越し先の新居までトラックに同乗することが可能なのです。
人の移動にも交通費がかかりますから、トラックに乗れれば非常にお得ですね。
赤帽の引越しは引越し費用の安さも魅力です。作業が2時間以内・走行距離20km以内(ドライバー1名、平日)の場合、13,500円という低料金で引越しができます。
軽トラ一台での小さな引越しに限られますが、近距離での引越しなら赤帽を利用して引越し費用を安くし、さらに交通費無料で引越しするのが断然おすすめです。
③ダンボールなど梱包用品を断ればその分だけ安くなる!
自社開発の専用梱包資材の場合を除き、段ボールで引越しする場合は、梱包資材の調達で節約できます。
引越し業者に作業をお願いすると、荷造り用の段ボールや梱包用品を持ってきてくれるのが一般的ですが、これはただでもらえるわけではありません。
パック料金の場合も段ボール代が含められています。その場合は、「段ボールを自分で用意するから、値引きをしてください」とお願いしてみましょう。
段ボールは意外と身近なところで調達可能ですから、探す手間もそれほどかかりません。
ホームセンターやスーパーにはいろんなサイズの段ボールがそろっているので、とても便利です。段ボールの処分にはお金がかかるため、お願いすればいくらでも調達することができます。
段ボールが足りなくなった場合も、この方法で段ボールを調達するのがおすすめ。食器などの割れ物や重いものを除けば、使用済みの段ボールでも十分引越しできます。
④引越し日は一番安い日を業者に決めさせよう!
一般的にお願いする見積もりは、引越し日時によって料金が違います。最も料金が高くなるのが3月の週末です。
毎年3月の土日には、1年で最も多くの人が引越しをしていると言っても過言ではありません。それほど、繁忙期がはっきりとしているのが引越し業界です。3月の引越しは、平日でも通常料金より高くなってしまいます。
そこでおすすめなのが、引越し日時を自分で決めず、業者の都合の良い時間に合わせる方法です。
引越し業者はトラック1台あたりの売り上げ目標が決まっているため、効率が悪くなる時間帯を指定すると、その分の割増料金がかかります。日時を業者側に合わせれば、割増の料金がかからずに済むのです。
この方法は繁忙期に引越しを考えている人にこそおすすめの方法です。日にちが変えられない場合は、時間指定せずに業者に任せてみましょう。大幅に安くならなくても、割増の料金がかかることはありません。
⑤冷蔵庫の中身が余ったらチルドゆうパックで新居へ!
引越しの際に意外と困るのが、冷蔵庫の中身の移動です。生鮮食品は長く常温で置けないものがほとんどで、段ボールでは荷造りできません。
荷物が数日後に届く遠方への引越し場合は、冷蔵庫の中身を消費するか、処分する必要があります。捨ててしまうのはもったいないですし、すべて消費するのもなかなか難しいものです。
そこでおすすめなのが、「チルドゆうパック」で冷蔵庫の中身だけを新居で届ける方法です。
家族での引越しは冷蔵庫の中身も多めなので、この方法が非常に便利。東京から北海道まで、80サイズ(縦・横・高さの合計が80cm以内)を1つ送ると料金は2,000円弱程度になります。食品をそのまま移動できて料金もそれほどかからず、処分する必要もありません。
新居で荷解きに追われている中、すぐに食べ物を調達するのは体力的にも大変です。食品類も賢く移動させて、無駄のない引越しにしてください。
⑥日用品はヤフオフやメルカリ等のオークションで売却!
使っていない日用品は、オークションで売却してみましょう。
特徴のある食器や雑貨、未使用のタオル、子供の洋服やはいていない靴など、ヤフオクやメルカリでは日用品も多く取引されています。
少しでもお金になれば引越し費用の足しになりますし、売れてしまえば荷物を軽くすることができ、引越し費用の軽減にもつながります。
子供用の食器や洋服(特に人気キャラクターもの、限定もの)は特に人気があり、取引品も多めです。
ネットオークションは多くの人の目に留まりやすく、興味を持ってもらえる機会も多くなります。昭和レトロなアルミ製のものや頂き物のセットの食器などは、使用感があっても収集家が落札してくれる場合があります。
「売れないだろう」とあきらめずに、ぜひ一度挑戦してください。今後の不用品処理にも役立てることができます。
⑦宅配クリーニングで荷物を減らして料金を安くする!
引越しの際は、少しでも荷物を減らしておきましょう。荷造りが楽になりますし、場合によっては引越し代金が安くなります。不用品は処分し、使えそうなものは売却して荷物を減らしていけば、身軽な引越しが可能です。
洋服類が大量にある場合は、宅配クリーニングに預けておくという方法がおすすめ。
宅配クリーニングとは、クリーニング業者に洋服を預け、クリーニングをしたうえで衣類を預かってもらうというサービスです。
次回の衣替えまで衣類を預かってくれますから、移動先での荷解きの手間も省けます。洋服がきれいになるうえに、移動の手間が省けるという、一石二鳥の方法です。
宅配保管付きクリーニング業者の例を見てみましょう。
<ベルメゾンネット>
好きなコースを選択し、ベルメゾンネット専用の送付袋(33cm×46cm×50cm)を利用して、指定の個所に送ります。送料・税込みの料金で、最大保管期限は9ヵ月です。
・Sコース(上限10着)…10,800円
・Mコース(上限15着)…15,660円
・Lコース(上限20着)…19,980円
<せんたく便>
専用の送付袋(40cm×44cm×48cm)で衣類を送付します。オプションで撥水加工や防虫・防カビ加工をお願いすることもできます。送料込み・税別の料金で、最大保管期限は9ヵ月です。
・せんたく便5点保管パック…5,780円
・せんたく便10点保管パック…7,780円
・せんたく便15点保管パック…9,780円
・せんたく便30点保管パック…17,780円
<ミツワクリーニング.com>
スタンダード、デラックスのコースがあり、それぞれMサイズ、Lサイズの袋を選べます。スキーウエアやダウンジャケットも取り扱い可能です。送料・税込みの料金で、最大保管期限は6ヵ月です。
スタンダード
・Mサイズ…12,980円
・Lサイズ…14,980円
デラックス
・Mサイズ…16,980円
・Lサイズ…18,980円
料金に若干の差がありますが、クリーニングと保管を任せられることを考えれば、決して高くはありません。
遠方への引越しでも利用可能なのがうれしいですし、集荷キットを取り寄せて洋服を送るだけという簡単さも大きな魅力ですね。
特に冬服はかさばりがちですから、この方法で衣類を保管しておき、季節になってから送ってもらうという方法が非常に便利です。
まとめ
大きなお金がかかる引越しは、経済的・精神的負担が小さくありません。
少しずつでも節約し、出ていくお金を少なくするのが賢い引越し方法です。繁忙期の引越しは特に割高になりますので、節約して負担を減らしていきましょう。
節約できたお金は新居の調度品をそろえるなど、新生活にふさわしい使い方で気分を一新することもできます。
家族での引越しは荷物も多く、引越しにかかるパワーもばかになりません。
オークションの利用や宅配クリーニングの活用で労力を節約すれば、体力的な負担まで軽減できるのです。引越しの準備で悲鳴を上げる前に、お金と労力を節約していき、新生活を気持ちよく始めていきましょう。