引越し時の食器の処分と梱包方法のすべて
引越しのたびにひとつずつ食器を梱包して、引越し先でまた梱包を解いて・・・食器の梱包はなかなか手間がかかるものです。
できるだけ手間を省くためには、事前に不用品を処分しておくのがベスト。身軽な状態にして梱包の手間を省きましょう。
この記事では、不要な食器の処分方法や素早く梱包する方法、さらに食器棚の扱い方についても解説しています。引越しが決まっている人はぜひ参考にして、できるだけ身軽で手間のかからない引越しを実現してください。
引越し時の不要な食器を処分する方法
引越しをするときに、意外と大きくて重い荷物となるのが食器や食器棚。
ひとつひとつが重いうえに梱包も丁寧にする必要があり、段ボールもたくさん必要です。必要なものだけに絞り、引越しの時の手間を少しでも省いておきましょう。
では、不要な食器はどうやって処分するのが良いでしょうか。
食器の種類や数によって最適な処分方法は違ってきます。以下の方法を参考にして、一番メリットが多い方法を選んでください。
不要な食器が大量にある場合
古くから持っていた食器が大量にある場合や重い陶器の食器がある場合は、ほかの不要な家具類や洋服類と合わせて、不要品回収業者にお願いするのがおすすめです。
食器は重いので移動が大変ですし、使えるものがあれば買い取ってもらえる場合もあります。
買い取り・回収のどちらにも対応している業者を選び、まとめて引き取ってもらえれば手間を大幅に省けます。
不要な食器が少量の場合
食器が自分で運べる程度であれば、自治体の回収してくれるごみとして処分するのがおすすめです。
住んでいる地域のルールに則り、割れないように処分しましょう。
割れているものは小さなビニールに包むなどしてけがをしないように配慮し、「割れた食器」など書いておくとよいでしょう。
子供用の食器の場合
人気キャラクターが付いたものやあまり使っていない子供用の食器は、ケイタイを使ってオークションに出してみるのがおすすめ。
子供用品はリサイクル市場で需要が高く、期間限定で使うものなのでよく売れます。
使用感があまり残っていないものやキャラクターもの、限定ものはオークションに挑戦してみるのも良いでしょう。
未使用の食器
箱入りの未使用の食器やお茶用のセットなどは、リサイクル市場で取引されています。先に挙げた不要品買い取りやリサイクルショップ、オークションに出し、利益を得るという方法がおすすめです。
ご近所でバザーがあれば、箱入りの未使用品が喜ばれます。
上記に挙げた方法のほかにも、不要品を寄付できる団体はいくつもありますのでそちらにまとめて送付するのも良いでしょう。
まとまった量がある場合は、段ボールに梱包して送付するだけで各団体に寄付ができます。
食器を身近なもので梱包する方法
食器はワレモノがほとんどですので、引越しの際は1つ1つしっかりと梱包するのが必須です。
ここで悩むのが「何で梱包すればよいのか?」という問題です。
新聞紙は大きいので小さな食器の梱包には向いていませんし、最近は新聞を取っていない家庭も増えてきています。そこで、ここでは新聞紙以外の身近な梱包材をご紹介していきましょう。
不要な雑誌
雑誌をよく読む人は、不要な雑誌が家にあるはずです。
小さなコップや割れやすい小鉢などは、新聞紙よりも雑誌のほうが梱包しやすく、手早く包めます。大きなお皿は新聞紙、小さなものは雑誌の切り取りで梱包していくとスムーズに進められます。
タオル
家の中に不要な紙がない!という人は、ぜひタオルを利用してください。紙よりかさばってしまうというデメリットはありますが、割れないように梱包するという点ではタオルも優れています。
すべりやすいので大量の食器を包むには時間がかかりますが、一人暮らしで少量の食器なら、十分タオルで代用できます。
ラップ
意外な梱包材として利用できるのが「ラップ」です。
食器はお互いにふれない状態にするのが重要ですので、隙間なく包んでおきましょう。
ラップが吸い付きにくい食器は包みづらいというデメリットはありますが、梱包材としての役割は十分果たしてくれます。
上記に挙げたものは梱包もしやすく、新聞紙の代用として使えるものばかりです。
新聞を取っていない人や紙類が家にないという人はぜひ活用してください。
食器がむき出しでふれた状態のまま運ぶと、かなりの確率で割れてしまいます。大切な食器はしっかりと梱包し、段ボールにも緩衝材を敷いて入れてください。
引越しする時、食器はどうやって包む?
ひとつひとつ丁寧に梱包するのが必須の食器類ですが、量が多い場合は手間もかかりますし、段ボールも大量になります。
ここでは手早く確実に梱包する裏技をご紹介していきます。
食器梱包の基本は「真ん中に置いて四隅を包む」
食器類の梱包の基本は、新聞紙や雑誌など緩衝材の真ん中に置いて四隅を包み込むことです。
最も効率がよく包める上に、平皿やコップなら緩衝材を止めるセロテープも必要ありません。
平皿は包んで重ね、段ボールにまとめて縦に入れていきます。コップや小鉢類は面積の広いほうを下にして重ねていきます。
段ボールには「縦」に入れる
食器が割れるのは、上から重みがかかるためです。
上からの重みを防ぐためには平皿もラーメン鉢も「縦」に入れていくのがベスト。ダンボール内にも緩衝材を入れておくとさらに確実です。
緩衝材がない場合はタオルを敷き詰めると緩衝材の代わりになります。空間ができた場合は新聞紙を丸めるなどして、空間を埋めておくことを忘れずに。
取っ手が付いたコップやワイングラスは、より丁寧に梱包して破損を防ぎます。
割れやすい取っ手や首の部分を包み、さらに全体を包めば破損を防げますので、ぜひ試してみてください。
大切なものだけは丁寧に、2段階で梱包するほうが確実です。
引越しする時、食器棚はどうやって運ぶの?
食器を入れていた食器棚はどうやって梱包しておけばいいの?そんな疑問を持つ人もたくさんいるようです。
食器棚はタンスよりサイズが大きい場合もあるうえに、ガラス戸がついたものも多く、割れやすいという危険もあります。
しかし、基本的に食器棚は梱包する必要はありません。
引越し業者の人が専用の梱包材(キルティングされた布類)で包んで運び出してくれますので何もしなくても問題はないのです。
中に入っているものを確実に出しておけば食器棚の引越し準備完了です。
下手に梱包してしまうとすべりが悪くなり、業者の人が包む梱包材が使いづらくなりますので、そのままにしておきましょう。
ただし、自分たちで引越しをする際は要注意です。
ガラス戸が開かないようにガムテープで止めておき、タオルケットや毛布で包んで衝撃を防ぎます。
サイズが大きなものを会談で運ぶのは大変危険ですので、家族サイズの食器棚は必ず力のある人が複数名で、すべらないよう梱包しておいてから運んでください。
まとめ
引越しは不要品処分のベストタイミングですので、食器も思い切って処分しておきましょう。
捨てるのは抵抗がある、という場合はぜひ寄付を活用してください。誰かに活用してもらえると思えば、処分にも抵抗がなくなるでしょう。
自治体にゴミとして引き取ってもらう場合は、必ずゴミの種類の確認を。食器の扱いは自治体によって大きく違っていますので、間違えないように注意してください。