月によって相場は変わるの?3月の引越相場について調べてみた
新年度が始まる直前の3月は引越しが多い時期です。引越し業者が忙しくなるので引越し料金も高くなるといわれています。
具体的に、どれくらいの引越相場になるのでしょうか。3月の引越相場と引越し料金を節約するポイントを解説いたします。引越しを予定している方は確認しましょう。
3月は引越し業者の繁忙期!引越相場はどれくらい?
転勤や進学などで3月に引越しする方が多いはずです。3月の引越相場はどれくらいなのでしょうか。
3月は引越し業者が忙しい時期
引越し料金は引越し業者の忙しさで変動します。引越し業者の忙しさは引越し件数により異なります。日本全国で行われている引越しの正確な件数を把握することはできませんが、おおよその数であれば住民基本台帳移動報告から推測できます。
2016年の住民基本台帳移動報告によると、3月の市区町村間移動者数・都道府県間移動者数・都道府県内移動者数の合計は1,891,668名です。この数は2016年で最多です。つまり、3月は1年で引越し件数が最も多い月と考えられるのです。
引越し料金の計算方法
引越し料金の計算方法はどこの引越し業者も同じです。次の計算式で求めます。
基準運賃・料金は、引越しで使用する車両の最大積載量と引越し作業時間あるいは移動距離で決まります。
実費は、作業員の人件費や梱包資材代、高速料金などです。オプションサービス代は、エアコンの取外し・取付け、家電の配線、不用品処分などオプションサービス料金です。これらを足して引越し料金を算出します。
月によって引越相場が異なるのは、引越し業者の忙しさなどに応じた割増料金が加算されるからです。
つまり、引越し業者が忙しいほど引越し料金相場は高くなります。
3月の単身・家族の引越相場
以上のことから、3月は引越し料金相場が最も高くなる月といえます。同じ内容の引越しを引越相場が最も安くなる1月に行うと3分の2程度で済むことがあるといわれています。
3月に引越しを予定している方は、割高な引越し料金になることを覚悟したほうが良いかもしれません。
3月の引越相場は次の通りです。
<3月の引越相場>
・単身・荷物多めの場合 65,000円~100,000円程度
・2人家族の場合 90,000円~130,000円
・3人家族以上の場合 110,000円~
引越し料金は荷物の量や移動距離などで変わります。
条件によっては、引越相場に収まらないことがあるので参考程度にお考え下さい。
3月の引越しを引越相場より安く行う方法
3月は引越相場が高くなるので、出来るだけ安く引っ越したいと考える方が多いはずです。あてはまる方は、次のポイントを参考にすると良いでしょう。
予定が決まったらすぐに相談する
3月に引越しする予定が決まった方は、できるだけ早く引越し業者に相談しましょう。
早く相談すると早割などの割引を適用してもらえることがあります(早割を用意していない引越し業者もあります)。
具体的な適用期間・割引率・割引額などは引越し業者により異なります。詳細については引越し業者に確認してください。
※相談するタイミングが遅くなると、引越し業者の予定が埋まって希望する日時に引っ越せないことがあります。この点からも3月の引越しは早めに相談することがオススメです。
引越し予定日を絞りすぎない
見積もり前に引越し予定日を絞りすぎないことも重要なポイントです。絞り込んだ引越し予定日が引越し業者の忙しい日だった場合、交渉の余地が少なく引越し料金が高くなるからです。
引越し業者に見積もりを依頼するときは、複数の予定日を提示しましょう。その中に引越し業者の暇な日があれば、3月であってもお得な料金で引越しできます。
できれば午後便・フリー便を利用する
スケジュールに余裕のある方は「午後便」「フリー便」を利用しましょう。午後便は午後から引越しを行うプラン、フリー便は作業開始時間を引越し業者に任せるプランです。
どちらも午前中に引越し作業を開始する午前便に比べ利用する方が少ないので、引越し料金が安くなります。
引越し料金比較サイトの一括見積もりを利用する
引越し料金比較サイトの一括見積もりを利用することもオススメです。一括見積もりには便利なだけでなく引越し料金を抑える働きがあります。
一括見積もりで引越し料金を抑えられる理由は、引越し業者が相見積もりであることを理解しているからです。競合業者を意識するので、最初から安い引越し料金が提示されます。
また、競合業者の見積額をベースに値下げ交渉できるので、値下げ幅も大きくなります。
引越し料金比較サイトの一括見積もりは、3月の引越しを引越相場より安く行うお手軽な方法です。お得に引っ越したい方は積極的に利用すると良いでしょう。
まとめ
3月は1年で引越し件数が最も多い月です。引越し業者が忙しくなるので引越相場も高くなります。
3月に引っ越す方は、割高な引越し料金を覚悟したほうが良いでしょう。引越し料金を少しでも抑えたい方は、早割・午後便・フリー便・一括見積もりなどを利用してみてはいかがでしょうか。
これらを利用するだけで、引越し料金をある程度抑えることができます。