【徹底比較】単身引越しは自分でやるのと引越し業者ではどちらが安い?
単身の引越しを安く済ませたい方の中には、自分の力で引越ししようと考えている方がいるはずです。自分の力で行う引越しは本当に安いのでしょうか。
自分で行う引越しにかかる費用と引越し業者の単身引越しにかかる費用を比較するので参考にしてください。
自分で行う引越しにかかる費用
単身の引越しは荷物の量が少ないので、新居までの距離が近ければ自分の力で引っ越すことは出来ます。自分で行う引越しにはどのような費用がかかるのでしょうか。
レンタカー代
自分で引越しを行うときに、必ず必要になるのが荷物を運ぶ自動車です。荷物の運搬に適した自動車を持っていない方はレンタカーが必要になります。
単身の引越しであれば、ダイハツのハイゼットトラック(軽トラック)やトヨタのハイエース(バン)などで対応できることが多いようです。それぞれの荷室サイズは次の通りです。
ガードフレーム荷台長 1,945mm
荷台フロア長 2,030mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 285mm
ハイエースバンの荷室サイズ
荷室開口高 1,270mm
荷室開口幅 1,310mm
荷室長 3,000mm
リヤシート折り畳み時荷室長 2,470mm
荷室高 1,320mm
荷室幅 1,520mm
ダイハツゼットトラックのレンタル料金は、6時間5,400円、12時間6,480円、24時間8,640円、超過1時間ごと1,080円です。ここに、免責補償料1080円/1日とガソリン代がかかります。
ハイエースのレンタル料金は、6時間9,720円、12時間12,420円、24時間14,580円、超過1時間ごと2,160円です。ここに、免責補償料1,080円/日とガソリン代がかかります。(※トヨタレンタリース大阪のレンタル料を記載しています。)
梱包資材費
自分で引越しをする場合、ダンボールやガムテープなどの梱包資材も用意しなくてはなりません。
単身引越しで必要になるダンボールの数は10個~20個程度です。ホームセンターでダンボールを購入した場合、Mサイズ10枚で2,000円程度かかります。ここにガムテープ代、軍手代などがかかるので、梱包資材費で3,000円程度はかかると考えておいたほうが良いでしょう。
友人に支払う謝礼
荷物が少ない単身の引越しでも、さすがに一人で行うことは難しいといえます。一人では運べない大型の家具や家電などがあるからです。ほとんどのケースで友人などの協力が必要になります。
引越し作業はハードで時間もかかるため、協力してくれた友人に昼食代と謝礼を支払うことが多いようです。友人との関係性によりいくらくらい渡すかは異なりますが、1人あたり5,000円程度は見ておきたいところです。
自分で単身引越しするときにかかる費用の合計
自分で単身引越しをすると以上の費用がかかります。
引越し業者の単身引越しにかかる費用
引越し業者の単身引越しにかかる費用は様々です。引越し業者により異なることはもちろん、利用するプランでも異なります。一般的な相場は次の通りです。
引越し業者を利用した単身引越しの相場
同一市内など近距離の単身引越しで荷物の量が普通であれば、オフシーズン(5月~2月)は35,000円程度、ハイシーズン(3月~4月)は50,000円程度で引越しできます。
同条件で荷物の量が多い場合は、オフシーズンで45,000円程度、ハイシーズンで55,000円程度になります。
単身パックを利用すればさらに安くなる
引越し業者を利用した単身引越しの料金は、単身パックを利用すればさらに安くなります。単身パックは、専用ボックスに積みきれるだけの荷物を運ぶ単身者向けの引越しプランです。日通やヤマトホームコンビニエンスなどが扱っています。
日通の単身パック
日通の単身パックは、利用できる専用ボックスの大きさでS・Lに分かれます。
単身パックSで利用できる専用ボックスの大きさは横幅108㎝×奥行74㎝×高さ155㎝です。冷蔵庫(2ドア・109リトル)・薄型テレビ(20インチ)・テレビ台(小)・電子レンジ・掃除機・カラーボックス(3段)・姿見・布団・ダンボールMサイズ4箱程度が積めます。
単身パックLで利用できる専用ボックスの大きさは横幅108㎝×奥行104㎝×高さ175㎝です。冷蔵庫(2ドア・109リトル)・洗濯機(4㎏)・薄型テレビ(20インチ)・テレビ台(小)・電子レンジ・掃除機・カラーボックス(3段)・衣装ケース・姿見・布団・ダンボールMサイズ5箱程度が積めます。
ソファーやベッドなど大型家具は運べませんが料金は割安です。近距離の引越しで割引を適用すれば単身パックSは15,000円~、単身パックLは16,000円~利用できます。
ヤマトホームコンビニエンスの単身パック
ヤマトホームコンビニエンスは単身引越しサービスと単身引越しサービス(miniタイプ)を用意しています。
単身引越しサービスで専用ボックスに積める荷物量の目安は、冷蔵庫(2ドア)・全自動洗濯機(4㎏)・電子レンジ・ダンボール10箱・衣装ケース3個・布団袋1袋・スーツケース1つ程度です。
単身引越しサービス(miniタイプ)で専用ボックスに積める荷物量の目安は、ダンボール15箱・衣装ケース3個・布団袋1袋程度です。
関東エリアで同一市内の最安値は、単身引越しサービスで12,000円、 単身引越しサービス(miniタイプ)で11,000円です。
必ずしも自分で引っ越したほうが安いとは言えない
自分で単身引越しをすると20,000円程度の費用がかかります。
引越し業者を利用した単身引越しの費用は様々ですが、ケースによっては自分で単身引越しするより安くなることがあります。
利用する引越し業者や引越しの条件によっては、単身パック以外のプランでも自分で単身引越しするときとそれほど変わらないこともあります。
自分で単身引越ししたほうが安いとは言い切れないので、単身引越しを計画している方は引越し業者から見積もりをとりましょう。
自分での引越しと引越し業者の引越しの違い
自分で行う引越しと引越し業者が行う引越しには次の違いもあります。どちらにメリットがあるか考えるときの参考にしてください。
作業の品質
自分で行う引越しと引越し業者が行う引越しでは、引越し作業の品質が大きく異なります。素人の作業は、家財や建物などを傷つけるリスクが高いと考えられます。引越し業者のスタッフは、専門的な知識と技術、経験があるので安全・確実に家財を運搬してくれます。
引越しにかかる時間
引越し業者に依頼すれば、単身の引越しであればあっという間に終わります。当日中に荷解きを終えることも可能です。
自分で引越しをすると荷物の搬出や搬入、セッティングなどに時間がかかります。また、体力的にもきつくなるので、当日中の荷解きが難しくなるケースもあります。
補償の有無
どれだけ気を付けていても、引越し作業中に家財や建物を傷つけることはあります。引越し業者に依頼している場合、これらの傷は引越し業者が補償してくれます。
自分で引越しする場合、これらの傷は自己責任になります。賃貸物件を傷つけると、修理代を請求されます。
費用面だけに注目しない
自分で行う引越しと引越し業者が行う引越しには以上の違いがあります。費用面だけに注目していると、「お金を節約したつもりが修理代を請求されて損をした」ということにもなりかねません。よく検討してから引越し方法を選びましょう。
まとめ
単身の引越しを自分で行うと、レンタカー代、梱包資材代、友人に支払う謝礼などで2万円程度かかります。引越し業者で単身プランを利用すればこれより安く引越しできます。
引越し業者には、作業品質が高い、補償があるなどのメリットもあります。必ずしも、自分で引越ししたほうがお得とは言えないので、単身の引越しを予定している方は一括見積もりサイトで費用を比較してから引越し方法を選びましょう。
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