赤帽の料金を徹底解説!引越し業者より安いって本当?
荷物の少ない引越しを検討している方は、候補に赤帽を加えるとよいかもしれません。
条件によっては引越し業者よりお得に引越しできることがあります。興味のある方に向けて、赤帽の料金を詳しく解説します。引越し業者選びの参考にしてください。
赤帽とは
赤帽は、個人事業主である貨物軽自動車運送事業者が集まった協同組合組織です。
個人事業主である農家が集まってできた農業協同組合などをイメージするとわかりやすいはずです。それぞれが独立した個人事業主なので、サービス・料金などは依頼する赤帽により異なります。一般的な引越し業者とは異なる点に注意しましょう。
軽トラックを貸し切りで使える赤帽
赤帽の魅力は、軽トラックを貸し切りで使えることです。荷台の大きさは「荷台フロア長2020mm・荷台長1940mm・荷台幅1410mm・荷台高最大1800mm・荷台高(アオリ)285mm」です。この荷台に積める量の荷物であれば対応してくれます。
あるいは、冷蔵庫(小~中)・テレビ・テレビ台・洗濯機・タンス・カラーBOX・テーブル・ストーブ・布団・ダンボール5箱・衣装ケース3箱程度、積むことが出来ます。
以上の積載量は、大手引越し業者の単身パックの3倍程度です。どれくらいの料金で引越しを依頼できるのでしょうか。
赤帽の料金
赤帽は引越しを専門に行っているわけではありません。料金は、距離制運賃・時間制運賃・引越し運賃に分かれます。
荷物の運送だけを行う場合は、距離制運賃あるいは時間制運賃で料金計算します。基本的には、距離制運賃により料金計算しますが、渋滞などで運送に時間がかかる場合などは時間制運賃により料金計算します。
荷物の運送以外に引越し作業が発生する場合は、引越し運賃で料金計算します。引越し運賃は、荷物の量と作業内容、使用台数、移動距離などで決まります。
1台1行程・ドライバー兼作業員1名で作業時間2時間以内・走行距離20㎞以内の引越し料金例は13,500円です。土曜日・日曜日・祝日は2割増し、高速料金は依頼者負担になります。
基本的に、高層階への引越しに割増は適用されませんが、荷物の搬出入に時間がかかるので割高になることはあります。低層階への引越しでエレベーターがない場合も同様です。
単品の引越しにも対応している赤帽
赤帽は、家具・家電の単品配送にも対応しています。
仮に、高さ120㎝の冷蔵庫であれば6,500円~、80㎏の電子ピノであれば10,800円~で単品配送できます。バイクも単品配送することが出来ます。50㏄未満の原付バイクを単品配送(走行距離20㎞以内)した場合の料金例は7,560円~です。
実際に単品配送できる荷物の種類、バイクの大きさ、配送料金などは依頼する赤帽により異なります。これらの荷物を配送してほしい方は、赤帽で見積もりを取ってください。
赤帽はゴミ処分も行っている
赤帽の中にはゴミ処分に対応しているところもあります。対応状況は赤帽により大きく異なります。引越しででた不用品(家具・家電など)を買取しているところ、買取とは別に有料でゴミ処分をしているところなどがあります。
ゴミ処分の料金はケースにより異なりますが、1点1,000円程度から引き受けてくれることが多いようです。こちらも、詳しくは見積もりが必要です。
赤帽を利用するときの注意点
以上の料金で赤帽を利用することが出来ます。単身の引越しであれば引越し業者より安く済むことが多いといわれています。
ただし、引越し業者とは異なる点があるので、利用を検討している方は注意しましょう。
荷物の搬出・搬入作業
基本的に、赤帽の引越しはドライバー兼作業員1名で行います。荷物の搬出・搬入を作業員1名で行えないケースは、依頼者の手伝いが必要になります。冷蔵庫や洗濯機など重い荷物がある方は、手伝いが必要になる可能性が高いと考えるほうが良いでしょう。
荷物を積みきれないトラブルに注意
赤帽は軽トラックを使用して引越しを行います。一般的な引越し業者が使用するトラックに比べ、荷台の大きさは小さくなります。
この点を理解していないと、引越し当日になって全ての荷物を積み込めない、大きな荷物を積み込めないなどのトラブルが発生します。荷物の量、大きさに十分な注意が必要です。
梱包資材は自分で準備・処分
赤帽にダンボール無料プレゼント・ダンボール無料回収などのサービスはありません。引越しで使用するダンボールは自分で準備、引越で使用したダンボールは自分で処分しなくてはなりません。ダンボールはホームセンターなどで購入できます。
貨物保険には加入している
作業員が1名、荷物の搬出・搬入を手伝わなくてはならないと聞くと、大切な荷物を預けることに不安を感じる方がいるはずです。確かにその通りですが、赤帽は貨物保険に加入しています。
貨物賠償300万円、第三者賠償100万円まで補償を受けられるので、安心して利用できます。高額な荷物がある方は、1日又は1行程の貨物保険をつけることもできます。
まとめ
赤帽は、個人事業主である貨物軽自動車運送事業者が集まった協同組合組織です。それぞれが独立した事業者なので利用できるサービスなどは赤帽により異なります。
赤帽の中にはゴミ処分を代行してくれるところもあります。いずれにせよ、統一したサービスを行っているわけではないので、詳細な料金の確認には見積もりが必要です。気になる方は、お近くの赤帽で見積もりを取ってみてはいかがでしょうか。