良い引越業者と悪い引越業者の特徴と対応まとめ
引越しの満足度を左右する引越し業者の質。どうせ頼むなら悪い引越し業者より良い引越し業者がよいですよね。
良い引越し業者と悪い引越し業者の特徴を解説するので、これから引越し業者を探す方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
依頼前に確認!良い引越し業者と悪い引越し業者の特徴
良い引越し業者と悪い引越し業者の基準は人により異なります。
しかし、多くの方が満足できる共通の基準があることも事実です。これから引越し業者を選ぶ方は、次のポイントに注目してみてはいかがでしょうか。
引越専門業者かどうか
引越しは引越し業者の他、便利屋・宅配業者など様々な業者に依頼することができます。
どこに依頼しても引越しはできますが、その品質に差があるといわれています。質の高い引越しをお求めの方は、引越し専門の引越し業者に依頼したほうが良いでしょう。
これらの情報から引越し専門業者であることが分かれば良い引越し業者の可能性が高いといえます。反対に、引越し専門業者でないことが分かれば悪い引越し業者かもしれません。
トラック協会の加盟を確認
トラック協会に加盟しているかどうかでも良い引越し業者と悪い引越し業者を見分けられます。
トラック協会とは、よりよい輸送サービスの提供を目指して事業活動を展開している業界団体です。
この協会に加盟していれば、安心して利用しやすい引越し業者と考えることができます(=良い引越し業者)。
引越し業者とトラブルになったときに、引越し業者が加盟するトラック協会に相談することができるからです。
加盟していない引越し業者は、トラブルになったときに相談窓口が引越し業者しかないので困ることがあるかもしれません(=悪い引越し業者)。
標準引越運送約款を使用している
続いて、確認したいのが約款です。
約款とは、利用者と引越し業者の約束事のことです。多くの引越し業者は国土交通省が定めた標準引越運送約款を使用しています。
スタンダードなこの約款を使用していれば、まずは良い引越し業者と考えてよいでしょう。
引越し業者の中には、国土交通省の許可をもらい独自で定めた約款を使用しているところもあります。
独自の約款が悪いわけではありませんが、独自の約款を使用しなければいけない理由は気になります。引越し業者に都合の良い約款を定めている可能性があるからです。
引越し業者が独自の約款を定めている場合、「悪い引越し業者かも」と疑ったほうが良いかもしれません。
補償内容を確認
引越し作業は人が行うものなので、評判の良い引越し業者に依頼しても壁が傷つくことや荷物が傷つくことなどがあります。
このようなケースは、基本的に引越し業者が保険を使って損害を補償してくれます。
ただし、補償の範囲、限度額は引越し業者により異なります。万が一のトラブルに備え十分な補償を備えている引越し業者とそうでない引越し業者があるのです。
十分な補償を備えている引越し業者は良い引越し業者、十分な補償を備えていない引越し業者は悪い引越し業者になる可能性があります。
もちろん、必ずトラブルが発生するわけではありませんが、補償内容も引越しを依頼する前に確認しておきたいポイントです。
見積時に確認!良い引越し業者と悪い引越し業者の特徴
引越し業者とのお付き合いは見積もりから始まります。見積もりからも良い引越し業者と悪い引越し業者を見分けられます。どのような特徴に注意すればよいのでしょうか。
受付担当者の対応
ほとんどの引越し業者は、電話かメールで引越し見積もりの依頼を受け付けています。この時の担当者の対応でも良い引越し業者と悪い引越し業者を見分けることができます。
しっかりと教育の行き届いた担当者がいる引越し業者は、安心して利用できる良い引越し業者と考えることができます。
反対に、教育の行き届いていない担当者しかいない引越し業者は、様々なトラブルが予想される悪い引越し業者の可能性があります。
見積もり依頼を受け付ける担当者は引越し業者の顔です。どのような顔かしっかりチェックしましょう。
見積もりまでのスピード
見積もりを依頼してから見積もりが出るまでのスピードでも引越し業者の質が分かります。良い引越し業者は、お客様に心配をかけないように速やかに見積もりを発行してくれることが多いからです。
見積もり依頼から数日たっても、見積もりが届かない引越し業者はいい加減か人手が足りないと予想できます。悪い引越し業者の可能性があるので避けたほうが良いかもしれません。
訪問見積もり担当者の対応
正式な引越しの見積もりは、実際の住居、荷物などをみて決まります。この作業を行うのが引越し業者の営業マンである訪問見積もり担当者です。
訪問見積もり担当者も引越し業者の顔です。
誠実な対応、わかりやすい説明などをしてくれる訪問見積もり担当者が在籍する引越し業者は良い引越し業者と予想できます。会社の方針が良いと考えられるからです。
反対に、訪問見積もり担当者が不誠実、強引な場合は悪い引越し業者と考えられます。
訪問見積もりは引越し業者の質をチェックできるチャンスです。気になるポイントなどを質問しながら引越し業者のスタンスを確認しましょう。
ニーズに合った引越しプラン
見積もりで、理想に近い引越しプランを提案してくれる引越し業者は良い引越し業者、的外れの引越しプランしか提案できない引越し業者は悪い引越し業者といえます。
悪い引越し業者の場合、必要のないサービスにお金を払わなくてはならないからです。
良い引越し業者を選びたい方は、理想の引越しを伝えて引越し業者の提案力を評価するとよいかもしれません。
追加費用
引越しでは、見積書に記載された金額以外に追加費用を請求されることがあります。
基本的には、見積もり時に伝えた内容と実際の作業内容が大幅に異なるときに追加費用が発生します(見積もり時に正確な引越し内容を伝えることが重要です)。
ただし、追加費用が発生する基準は引越し業者により異なります。
多少の変更であれば柔軟に対応してくれる引越し業者は安心して利用できます。このような業者は良い引越し業者といえるでしょう。
わずかな変更でも追加料金が発生する引越し業者は安心して利用できません(=悪い引越し業者)。見積もり時に、どのようなケースで追加料金が発生する確認しておきましょう。
支払方法
引越し料金を支払うタイミング、引越し料金の支払い方法は引越し業者により異なります。
一般的には、後払い・現金払いの引越し業者が多いようです(支払方法は見積書に記載されています)。
後払い・現金払いのデメリットは、引越し作業中に現金を持ち歩かなければいけないことです。
この点が心配な方にとっては、多様な支払方法を用意している引越し業者が良い引越し業者になります。
サービス内容と引越し料金が妥当
サービス内容と引越し料金が妥当な見積もりを提示してくれる引越し業者は良い引越し業者です。訪問見積もり担当者からサービス内容と料金の説明を受けて納得できればよいでしょう。
引越し料金が安くてもサービス内容に不安を感じる(他社に比べて人手が明らかに少ないなど)、サービス内容に比べ引越し料金が高すぎ、安すぎるなどの場合は注意が必要です。
訪問見積もり担当者に説明を求めましょう。説明に納得できない場合は、悪い引越し業者の可能性があります。避けたほうが無難でしょう。
まとめ
以上のポイントをチェックすれば、良い引越し業者と悪い引越し業者をある程度は見分けることができます。
実際に引越ししてみるまで分からない点はありますが、参考にしてみてはいかがでしょうか。
色々な引越し業者を比較してから選びたい方は、たった1回の依頼で複数の引越し業者から見積もりをとれる一括見積もりの利用が便利ですよ。