引越しの荷物を一時保管したい!無料でやってくれる引越し業者は?
自宅のリフォームや建て替えの際、仮住まいに荷物が入らない場合は引越し業者に保管をお願いすることができます。
大手の引越し業者は建て替え時の一時保管プランがあり、搬送や保管、搬入までお願いすることができて大変便利です。
賃貸から賃貸の引越しでも一時保管を利用できる場合がありますので、転居先を退去していない場合はこのサービスを利用していきましょう。
ここでは、引越し業者による荷物の一時預かりについて、料金やメリット・デメリットの比較をご紹介します。
荷物の一時保管サービスってどんな時に使うの?
引越しの時にも使える「荷物の一時保管サービス」
転居先にまだ人が住んでいて入居できない、一軒家の建て替え時に仮住まいに荷物が入らないなど、荷物を搬入できない状況の時に利用できるのが荷物の一時保管サービスです。
今までは荷物の保管はトランクルームに自分で預ける以外に方法がありませんでしたが、最近は引越し業者が一時預かりサービスを行っています。
引越し業者によって料金や保管期間が違っていますので、それぞれの業者の違いやメリット・デメリットを把握しておきましょう。
一時保管サービスの料金・期間について
一時保管のサービス料金・保管期間
荷物の一時保管サービスは、引越し業者によって料金や保管期間が違います。それぞれの料金や保管期間、プラン内容を比較していきましょう。
<ヤマトホームコンビニエンス>
「建替引越しパック」内のサービスの一つで、住居の建て替えに限り、荷物を一時保管してもらえます。保管期間は5ヵ月で荷物量に制限はありません。
借り住まいへの引越し時の荷物搬送、建替え後の荷物搬入までお願いできます。料金は要見積もりで、家財の量と借り住まいへの輸送距離で産出されます。
<サカイ引越センター>
新築・リフォーム時の引越しに限り、荷物の一時預かりができます。
保管期間は明記されていませんが、おおむね数か月程度と予測されます。
料金は訪問の見積もりで算出されますので、家財量と仮住まいへの距離などで決まると考えておけば間違いないでしょう。
<アート引越センター>
通常の引越しの際も、オプションとして荷物の一時保管してもらえます。
基本的には保管料がかかりますが、荷物が少なく預かり日数が少ない場合は追加費用なでOKの場合も。保管期間や家財量、入庫・出庫にかかる搬送作業費で料金が決まります。
<アーク引越センター>
トランクルームを利用した荷物一時保管サービスがあります。
建替えを対象としていますが、オプションですので賃貸の引越しでも保管してもらえる可能性があります。トランクルームでの保管料が利用料金となります。
<日本通運>
建替えやリフォーム、新居の退去待ちで一時保管サービスを利用できます。
短期間(1か月未満)は輸送モードの日数調整などで対応、長期(数か月)の場合はトランクルームの保管で対応してくれます。家財量や輸送方法によって料金が決定します。
<カルガモ引越センター>
1か月限定で荷物預かりを無料でお願いできます。
カルガモトランクルームという自社のトランクルームを完備しており、サイズもそろっているので非常に便利です。1ヵ月を超える場合はトランクの大きさに応じて料金が発生します。
荷物の一時保管は基本的に建替え、リフォームを対象としています。「新居の退去待ちで利用できる」とホームページ上で明記されているのは日本通運・カルガモ引越センターのみ。カルガモ引越センターは無料で利用できるというのが大きなメリットですね。
日本通運・カルガモ引越センター以外の引越し業者は、通常の引越しでは利用できない場合もあります。引越しの見積もりの際に必ず確認してください。
一時保管を無料でやってくれる条件
ほとんどの場合、荷物の一時保管をお願いすると保管料・配送料が必要です。
無料でお願いしたい場合は、自社でトランクを所有している引越し業者(上記のカルガモ引越センター)を選ぶのがポイントです。
保管期間が1日・2日程度であれば、料金が大幅に加算されることはありませんので、引越し業者と交渉してみましょう。
場合によっては引越し料金内で預かってもらえる場合もあります。
一人暮らしの荷物量程度であれば、無料になる確率がぐっと上がりますから、交渉の価値ありです。
荷物一時保管のメリット・デメリット
引越し業者にお願いする時のメリット
2. 荷物量・保管期間によっては無料でお願いできる
3. 保管のための準備が必要ない
トランクルームを自分で借りた場合は、搬出から保管、新居への搬入までがすべて自分たちの作業になりますので、大きな作業負担となります。
それに対し、引越し業者にお願いする場合は「荷物の搬出→保管→新居への搬入」まで1度で済ませることができます。
この手軽さこそが引越し業者にお願いする一番のメリットでしょう。
また、荷物が少なく保管期間が数日の場合は引越し料金内で済ませられるという経済的なメリットも大きいと言えるでしょう。
建替えの一時保管の場合、荷物の梱包や保管の準備もすべてお願いすることができ、保管のために作業を増やす必要もありません。
引越し業者にお願いするデメリット
2. 荷物の出し入れができない
一時保管をお願いする際、保管できないものは自分で保管・搬送する必要があります。
預けられないのはピアノ・オルガン・車・バイクなどの大型のもの、美術・工芸品などのデリケートなもの、現金・貴金属・有価証券などの貴重品、引火性のある危険物などです。
また、荷物の出し入れには別途料金が発生する場合が多く、自由に荷物を開けて取り出すことはできません。
日常で使うもの、貴重品は保管には向いていませんので、一時保管をお願いする際は預ける荷物を厳選してください。
まとめ
荷物の一時保管サービスは基本的には建て替えやリフォーム向けのサービスですが、業者によっては通常の引越しでも利用できます。
荷物が少なく保管期間が短い場合は、見積もりの際に交渉してみましょう。
1ヵ月以上保管をお願いする場合は、自社でトランクルームを用意している引越し業者を選ぶのが確実です。