1月?それとも3月?引越しにオススメのシーズン
新生活にはお金がかかるので、出来るだけお得に引越ししたい方が多いはずです。引越しにオススメのシーズンはいつなのでしょうか。
引越しのハイシーズンとオフシーズン、引越し料金などを解説します。引越しを予定している方は参考にしてください。
引越し料金の決まり方
引越しで重視するポイントに引越し料金を挙げる方は少なくありません。これからの新生活を考えると、出来るだけ引越し料金を節約したいですよね。あてはまる方は、引越し料金の決まり方を抑えておきましょう。
具体的には、梱包資材費や有料道路代、人件費などです。オプション料金はこれら以外の付加サービスの料金です。エアコンの取外し・取付け料金などが当てはまります。これらの合計により引越し料金は決まります。
引越し料金は変動する
基本的には、以上の計算式で引越し料金は求められます。
ただし、引越し料金は引越し業者の忙しさにより変動します。引越し業者は、依頼主からの要望に応えるため常に一定のトラックやスタッフを用意しています。
毎日、これらの資源をフル活用することが理想ですが、実際には忙しいときと暇なときがあります。トラックやスタッフを休ませても維持費がかかるだけなので、暇なときは引越し料金を割り引いて多くの依頼を受けられるように工夫します。
また、忙しいときは普段より多くのトラックやスタッフを用意するため費用が多くかかります。そのため、料金が高くなることがあるといわれています。これらの理由で、引越し料金は絶えず変動するのです。
シーズンは引越し料金を決める要素
引越し業者の忙しさは日によって異なります。
しかし、長い目で見ると忙しいシーズンと暇なシーズンがあります。忙しいシーズンは引越し料金が割高に、暇なシーズンは引越し料金が割安になりやすいといえます。
いわゆる、ハイシーズンとオフシーズンを知っておけば、お得に引越しできる可能性が高くなります。どのシーズンを避けて、どのシーズンを狙えばよいのでしょうか。
引越しのハイシーズンとオフシーズン
旅行などと同じく、引越しにはハイシーズンとオフシーズンがあります。ハイシーズンは引越し料金が割高になりやすいので、お得に引越ししたい方はオフシーズンを狙うと良いでしょう。
一般的に言われているハイシーズンとオフシーズンは次の通りです。
新生活が始まる3~4月はハイシーズン
引越しのハイシーズンといわれているのが3月と4月です。この時期に引越し業者が忙しくなる理由は、進学や就職、転職などで新生活を始める方が多いからです。
3月、4月に引越し件数が多くなることは、総務省統計局が発表している住民基本台帳人口移動報告を確認すればわかります。
2016年の住民基本台帳人口移動報告によると、市区町村間移動者数・都道府県間移動者数・都道府県内移動者数の合計が最も多い月は3月です。その次は4月です。
引越しする多くの方が引越し業者を利用すると考えられるので、3月と4月は引越し業者が忙しくなると考えられます。他の月に比べて引越し料金は高くなりやすいといえるでしょう。
8月の引越し料金も割高になりやすい
3月と4月を避ければ安心というわけではありません。3月、4月に次いで忙しいシーズンにも注意が必要です。
2016年の住民基本台帳人口移動報告で、市区町村間移動者数・都道府県間移動者数・都道府県内移動者数の合計が3月と4月に次いで多い月が8月です。
8月も引越し業者が忙しくなりやすいシーズン、引越し料金が割高になりやすいシーズンといえるでしょう。8月に引越しが多くなる理由は、転勤などで9月から新生活を始める方が多いからと考えられます。
引越し料金を節約したい方は、8月も避けたほうが良いかもしれません。
引越しのオフシーズンは1月と12月
反対に、引越しのオフシーズンといわれているのが1月と12月です。
2016年の住民基本台帳人口移動報告によると、1月は市区町村間移動者数・都道府県間移動者数・都道府県内移動者数の合計が1年で最も少ない月、12月はその次に少ない月となっています。
スケジュールに余裕のある方は、1月、12月に引越しを計画してみてはいかがでしょうか。
引越し料金はシーズンでどれくらい違う?
同じ条件の引越しであっても、シーズンにより引越し料金は変わります。一般的に、ハイシーズン以外はハイシーズンより2割~3割程度も引越し料金が安くなるといわれています。
例えば、ハイシーズンで5万円程度の引越しがハイシーズン以外では4万円程度、ハイシーズンで10万円程度の引越しがハイシーズン以外では8万円程度で出来る計算になります。
同じ内容の引越しでこれだけ差が出るので、時期を選べる方はハイシーズン以外に引っ越したほうがお得かもしれません。
実際の引越し料金は日によって異なる
実際の引越し料金は日によって異なります。オフシーズンでも忙しい日、ハイシーズンでも暇な日はあるからです。引越し料金は引越し業者の忙しさで変動するので、オフシーズンでも割高になること、ハイシーズンでも割安になることはあります。
偶然、暇な日、忙しい日などもあるので、引越し料金を節約したい方は引越し業者の営業担当者に複数の候補日を提示して見積もりをとることが重要です。
作業開始時間でも引越し料金は異なる
引越し料金は作業を開始する時間でも異なることがあります。午前中と午後では引越し業者の忙しさが異なるからです。引越しをする多くの方が、午前中から作業を開始して午後から荷解きを始めたいと考えます。
そのため、午前から作業を開始する午前便は人気になりがちです。引越し料金をできるだけ安くしたい方は、午後から作業を開始する午後便の利用を検討すると良いでしょう。
あるいは、作業の開始時間を引越し業者に任せるフリー便もオススメです。引越し業者の都合の良い時間(多くは午後から)から作業を始めるので午後便よりお得になることが多いといわれています。
近距離の引越しであれば、午後から作業を開始しても夕方から荷解き出来ることが多いようです。近距離の引越しを予定している方は検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
引越し料金は引越し業者の忙しさで変動します。依頼が多くなるハイシーズンは料金が高く、依頼が少なくなるオフシーズンは料金が安くなることが多いといわれています。
引越しのハイシーズンとされているのが3月と4月、オフシーズンとされているのが1月と12月です。引越し料金を節約したい方はオフシーズンに引越しするとよいかもしれません。
ただし、実際の引越し料金は日によって異なります。ハイシーズンでも暇な日、オフシーズンでも忙しい日があるからです。引越しを予定している方は、引越し業者の営業担当者に複数の候補日を提示して見積もりをとってみると良いでしょう。
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