引越し業者に依頼できる荷造りサービスの詳細を解説
引越しで最も大変な作業といわれているのが荷造りです。荷造りが苦手な方は、引越し業者が行っている荷造りサービスを利用するとよいかもしれません。
荷造りサービスとはどのようなサービスなのでしょうか。詳細を解説いたします。
目次
「荷造りが間に合わない」は意外と多いトラブル
これまでと同じ生活をつづけながら、家の中にあるすべての荷物を梱包しなくてはならない荷造りは、とても大変な作業です。引越しになれていない方などは、どこから手を付ければよいかわからないかもしれませんね。
とはいえ、荷造りを後回しにしていると、引越し当日に間に合わないことがあります。荷造りが間に合わないトラブルは、引越しで多いといわれています。
引越しになれていない方は、早めに対処したほうが良いですよ。
荷造りに必要な時間
荷物の量により異なりますが、荷造りにはそれなりの時間がかかります。
自分で荷造りする方は、少なくとも引越しの7日前からは荷造りを始めたほうがよいでしょう。
荷造りが大変な時は引越し業者の荷造りサービスを利用
家事や子育て、仕事が忙しいなどの方は、荷造りに必要な時間を確保できないことがあります。荷造りが間に合わないと感じている方は、大手引越し業者などが行っている荷造りサービスを利用すると良いかも知れません。
荷造りサービスとは、引越し業者のスタッフが引越し前にやってきて荷造りをしてくれるサービスです。単に、荷造りを行うだけでなく、様々な配慮をしてくれる点が特徴です。
具体的には、引越し直前・引越し直後に必要になる荷物を分けて荷造りをしてくれる、処分する荷物を分けて荷造りをしてくれる、どの荷物を新居のどの部屋に運び入れるか考えながら荷造りをしてくれるなどの配慮をしてくれます。
このほかにも、ダンボールの側面に中身を記載する、専用の梱包資材を使用するなど、引越しのプロならではの技術を駆使して荷造りを行うので、荷造りが苦手な方でも快適に引越しができます。忙しい方などは利用を検討したいサービスといえるでしょう。
荷造りサービスのデメリット
ただし、デメリットがないわけではありません。引越し業者のスタッフが荷造りを行うので、下着など触れられたくないものに触れられる恐れがあります。
触れられたくないものがある方は、事前にダンボールをもらってそれらを自分で荷造りしておく必要があります。
荷造りのスケジュールを引越し業者と調整しなくてはならない点もデメリットになります。荷造り中は、作業スタッフに荷造りの指示を行います。
あるいは、作業スタッフからの質問に答えます(※支持をしないとあっという間に荷造りが終わり、希望する場所に荷物が収まらないことがあります)。
任せっきりとはいかないことが多いので、ケースによっては荷造りのために休みを取らなくてはならないことがあるようです。
また、荷造りサービス(商品名は引越し業者により異なります)という商品なので、利用には費用が掛かります。実際の費用は、利用する引越し業者、荷物の量(スタッフの数)などにより異なります。
いずれにせよ、自分で荷造りするよりも引越し費用は高くなるので、この点もデメリットといえるでしょう。
荷造りサービスの費用
荷造りサービスにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
ダンボール20個は1人~2人暮らしの平均的な荷物の量、ダンボール50個は3人~4人暮らしの平均的な荷物の量といわれています。荷物の量は家庭により大きく異なりますが、参考にすることはできるはずです。
荷解きサービスも利用できる
いつまでに完了させなければならないなどの期限がないので、荷造りに比べ荷解きは楽といわれています。
しかし、仕事や家事、体調などの都合によっては、荷解きも大変な方がいるはずです。あてはまる方は、引越し業者が行っている荷解きサービスを利用すると良いでしょう。
荷解きサービスとは、引越し業者が開梱して荷物をセッティングしてくれるサービスです。メリット、デメリット、費用の相場は、荷造りサービスとほぼ同じです。便利なサービスなので、忙しい方などは検討してみると良いでしょう。
荷造りが間に合わなかった時のリスク
便利であることはわかっても、引越し費用が高くなるので荷造りサービスの利用を躊躇する方が多いはずです。気持ちはわかりますが、荷造りが間に合わなくても余計な費用が掛かるかもしれません。
荷造りサービスを利用しない場合、引越し当日までに荷造りを完了させておかなくてはなりません。荷造りが間に合わない場合、追加料金を支払い引越し業者のスタッフに荷造りを依頼することになります。
引越し業者は1日数件の引越しを行うので予定が詰まっています。イレギュラーな荷造りになるので、スピード重視で行われることが多くなります。
契約内容によっては、当日キャンセル扱いになることもあるようです。依頼者都合のキャンセルなので、キャンセル料がかかります。再予約は再び日程の調整から行うことになります。このような事態になると、賃貸物件の引き渡し日を過ぎてしまう恐れがあります。
荷造りのスケジュールは早めに組む
荷造りが間に合わないと、一から引越しをやり直すことになるかもしれません。トラブルを避けたい方は、出来るだけ早く荷造りのスケジュールをたてましょう。
荷造りが間に合わないと感じる方は、荷造りサービスを依頼すると良いでしょう。荷造りサービスは訪問見積もり時に依頼することができます。
引越し直前になって荷造りが間に合わないと感じた方は、そう感じたときに引越し業者の営業担当者に相談しましょう。ケースによっては、荷造りサービスを依頼できることがあるかもしれません。
引越し業者のスケジュールとの兼ね合いになるので、この相談も早めに行うことをオススメします。
どうしても間に合わないときは専門サービスを検討
引越し直前になって荷造りが間に合わないとわかった方は、荷造りを専門に行っている業者に相談してみてはいかがでしょうか。スタッフに空きがある場合、当日対応をしてくれることがあるようです。
ただし、荷造りサービスを専門的に行っている業者は数えるほどしかありません。地域によっては利用できないので、あまり充てにしないほうが良いでしょう。
まとめ
荷物の量などにより異なりますが、荷造りには4日~8日程度の時間がかかります。忙しい方は、一部の引越し業者が行っている荷造りサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
数万円程度に費用は掛かりますが、プロが荷造りを行ってくれるので手間をかけずに引越しが行えます。荷造りが間に合わないとキャンセル料をとられることもあるので、この点も踏まえて利用を検討しましょう。