意外な落とし穴!引越しの荷造りで注意したいポイント
引越しに欠かせない準備といえば荷造りですよね。荷造りにはそれなりの手間と時間がかかります。注意点を押さえておかないと、引越し日に間に合わないこともあります。
ここでは、引越しの荷造りで注意したいポイントを解説しています。これから荷造りをする方は参考にして下しさい。
荷造りはトラブルが発生しやすいポイント
旧居の荷物を新居に運ぶには荷造りが必要です。家の中にあるすべての荷物を梱包(あるいは処分)するので、荷造りは引越しで最も大変な作業のひとつです。
大変な作業なので、荷造りに関するトラブルは後を絶ちません。株式会社リクルート住まいカンパニーが行った「引越しに関する事態把握調査」によると、「荷造りが間に合わなかった」は引越し会社を困らせてしまったランキングで1位となっています。
「荷造りの仕方が甘く運んでいる途中にトラブルが起きた」も4位にランクインしています。荷造りはトラブルが起きやすい引越しの準備といえるでしょう。これから荷造りをする方は十分な注意が必要です。
引越しの荷造りで注意したいポイント
これから引越しの荷造りをする方はどのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。最も重要なポイントといえるのが、スケジュールに従って荷造りを進めることです。
一般的なスケジュールは次の通りです。
引越しのスケジュール
引越しが決まったら、出来るだけ早い段階で引越し業者を決めます。引越し業者を決めたら、荷造りに必要な梱包資材を準備します。
ダンボールとガムテープなどが足りない方は、自分で準備しなくてはなりません。引越し業者のほか、ホームセンターなどで購入できます。
お金をかけたくない方は、スーパーマーケットなどを回って不要なダンボールを無料で譲ってもらうと良いでしょう。
ただし、スーパーマーケットなどで譲ってもらえるダンボールは強度があまり強くありません。また、汚れていることもあるので、これらの点には注意が必要です。
必要なダンボールの個数は荷物の量により異なります。一般的には、ワンルームで10~15個程度、2LDKで20~30個程度、3LDK以上で50個程度といわれています。
あるいは、一人当たり20個程度といわれることもあります。これらの量を参考に、荷物の量を見ながらダンボールを準備すると良いでしょう。
ダンボールは荷造りを始める前に準備しておく必要があります。無料で譲ってもらう場合、数を揃えるのに時間がかかるので早めにとりかかったほうが良いでしょう。
引越しの1、2カ月前くらいから集めはじめると荷造りを始めるときに十分な数のダンボールが揃っているはずです。
荷造りを始めるタイミング
荷造りは自分で行う方法と引越し業者のスタッフに行ってもらう方法があります。自分で行う場合、荷造りはいつから始めればよいのでしょうか。
荷造りの開始が遅れると、引越し当日に間に合わなくなるのでこれより早く始めても良いでしょう。
荷造りは、すぐに使わないモノから行います。例えば、シーズンオフの洋服や家電、本やCD・DVD、食器などから行います。
引越し直前まで使うもの、つまり生活必需品は引越し後もすぐに使います。これらは引越し前日に一つの箱にまとめて、新居ですぐに使えるようにしておくと便利です。
また、荷物を詰めたダンボールには、何が入っているか、どの部屋に置くかを記載しておきましょう。新居での荷物の場所が分かれば、必要なモノを探すためにすべてのダンボールを開封する必要がなくなります。
引越しをうまく進めるための注意点です。
荷造りはテキパキと行う
荷造りをしていると懐かしいものが沢山でてきます。アルバムなどがその代表です。これらを見て家族のコミュニケーションが深まるのはいいことですが、思い出話に花が咲きすぎると荷造りが遅れてしまいます。
思い出には、荷造り時ではなく荷解き時に浸りましょう。あるいは、引越しを機会に思い出に浸りたい方は、荷造りを早めに始めると良いでしょう。
荷造りは引越しを繰り返すほど大変に
ケースにより異なりますが、荷造りは引越しを繰り返すほど大変になるといわれています。最初は少なかった荷物が年数を重ねるごとに少しずつ増えていくからです。
とくに、家族が増えた方は注意が必要です。以前と同じ感覚で荷造りをしていると、スケジュールに狂いが生じる恐れがあります。
荷造りのスケジュールは、今ある荷物の量を念頭にたてることが重要です。
普段は使わない荷物も忘れずに
荷造りのスケジュールをたてるとき、荷造りを行うときは、使っていない荷物を忘れないようにしましょう。ベランダや庭の収納スペース、マンションの共有スペースなどに荷物を置いていないでしょうか。
これらを忘れていると、引越し当日に荷造りをやり直すことになります。荷造りを行う前に、庭や共有スペースなどを見直して、使っていない荷物はないか確認しましょう。
ダンボールの選び方
「引越し当日に荷造りが間に合わない」と同じく「荷造りの仕方が甘い」も引越しに多いトラブルです。荷造りをするときは出来るだけ強度の高いダンボールを使用しましょう。スーパーなどで使用済みのダンボールを譲ってもらう方は注意が必要です。
ダンボールはサイズ選びも重要です。基本的に、本やCD、DVDなど小さくて重い荷物は小さなダンボール、洋服など大きくて軽い荷物は大きなダンボールに詰めると良いといわれています。
大きなダンボールに本やCD、DVDなどを入れると底が抜けやすくなるからです。小さくて重い荷物は、底の抜けにくい小さなダンボールで荷造りしましょう。
荷造りが間に合わないと
引越し当日までに荷造りができていないと、引越しを行うことができません。引越し業者のスタッフが荷造りを手伝うと追加で費用を請求されます。引越し作業ができないと判断された場合は、引越し日を延期されることもあります。
この場合、キャンセル料を請求されることがあるほか、見積もり・日程調整をやり直さなければならないこともあります。旧居の解約日が決まっている方、新居に引っ越してからの予定が決まっている方は、大きなトラブルにつながるかもしれません。十分な注意が必要です。
まとめ
引越しに欠かせない準備が荷造りです。荷造りに関連するトラブルは非常に多いといわれています。特に多いのが、荷造りが間に合わない、荷造りが甘いなどです。
荷造りは、スケジュールに従いテキパキと行うことが重要です。スケジュールは正確な荷物の量に基づいてたてます。
荷造りが甘くなりそうな方は、ダンボールの選び方に注意すると良いでしょう。
適切なダンボールを選ぶだけで、大部分のトラブルは防げます。荷造りが間に合わないと大きなトラブルにつながることもあります。これから引越しをする方は、注意して荷造りを行いましょう。