引越しは吉日に行うべき?縁起の良い日を紹介
新生活のために行う引越し。素晴らしいスタートをきるために、吉日に引っ越したいと考える方が多いはずです。引越しの吉日はいつなのでしょうか。
吉日とともに、吉日に引越しするメリット・デメリットなどを紹介します。気になる方は参考にしてください。
引越しの吉日はいつ?
引越しは、人生の大きな節目になる日です。
まさに、新生活が始まる日なので吉日に行いたいですよね。引越しの日取りを決めるために多く用いられているのが六曜です。六曜は中国から伝わった暦注のひとつです。
毎日を「大安・友引・先勝・赤口・先負・仏滅」のいずれかに割りって吉凶を占います。それぞれ、どのような意味があるのでしょうか。
大安
「大いに安し」を意味する日です。このことからわかる通り、祝い事をはじめ、何をするにも吉日とされています。最も縁起の良い日を表す「大安吉日」はここからきていると考えられています。
友引
元々は「共引」で勝負がつかない日とされていましたが、現在では「凶事に友を引く(亡くなった方に仲の良かった方が呼び寄せられる)」とされ、葬儀に向かない日と考えられています。
最近では、友を引くという意味が転じて、結婚式などお祝いごとに適している日と考える方もいます。
先勝
「先んずれば勝ち」とされる日で、何事も急ぐと良いと考えられている日です。午前中は吉、午後は凶といわれています。
赤口
お祝い事には特に適していない日(大凶)と考えられています。文字から血や火が連想できるため、これらに気をつけたほうが良いとともいわれています。
午後の刻(11:00~13:00頃)は吉とされるので、行動を起こしたい方はこの間に行うとよいかもしれません。
先負
先勝とは反対で「先んずれば負け」とされる日です。何事も急ぐと良くないと考えられています。平静でいることが吉とされるので、勝負事や急用は避けるべきといわれています。
午前中は凶、午後は吉なので、行動を起こしたい方は午後から始めるとよいかもしれません。
仏滅
「仏も滅する日」あるいは「物滅(モノを失う日)」といわれ、六曜の中で最も縁起の悪い日とされています(仏教との関係はありません)。とくに、お祝い事は良くないといわれます。
引越しの吉日は大安
六曜を参考にすると、大安が引越しに最も適している日(吉日)となります。吉日に引越しをしたい方は大安を選ぶとよいでしょう。反対に、仏滅は最も縁起の悪い日となります。
また、血や火など縁起の良くないものを連想させる赤口も引越しにはあまり適さない日といわれることがあります。吉日に引越ししたい方は、仏滅と赤口は避けたほうが良いかもしれません。
本当に吉日に引越しするべき?
縁起を気にする方は出来るだけ吉日に引越ししたほうが良いでしょう。縁起をそれほど気にしない方は、吉日に引っ越すメリットとデメリットを理解したうえでスケジュールを組みましょう。どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
吉日に引越しするメリット
吉日に引越しするメリットは、なんといっても新生活を気持ちよくスタートできることです。気持ちが前向きになれば、物事が良い方向に進みやすいかもしれません。
何か悪いことが起きたときに、運気などを気にする方は吉日を選んで引越したほうが良いでしょう。
吉日に引越しするデメリット
吉日の引越しにはデメリットもあります。
昔に比べると六曜を気にする方は減っていますが、それでも大安は人気です。他の条件が重なると、引越し料金はかなり割高になります。
引越し料金に影響を与えるその他の条件
六曜以外では、シーズン・曜日・時間帯などが引越し料金に影響を与えます。シーズンでは、新生活が始まる前の2月後半~4月、曜日では土日祝、時間帯では午前中が割高になります。
例えば、3月後半の土曜日(大安)、午前中の引越しは、最も引越し料金が高くなりやすい条件といえます。
大安は料金が高くなりやすいので、吉日に引越ししたい方はこの点も理解したうえでスケジュールを検討しましょう。
あえて吉日を外すメリット
基本的に、引越し料金は引越し業者が暇になるほど安くなります。
例えば、1月の水曜日(仏滅)、午後からの引越しは、最も引越し料金が安くなりやすい条件です。縁起を気にしない方は、これらの条件を参考にスケジュールを検討するとよいかもしれません。
自分の価値観で引越し日を決めましょう
吉日の引越し、吉日ではない日の引越しには、それぞれメリットとデメリットがあります。どちらが良いという決まりはないので、これから引越しする方がそれぞれの価値観に従い引越し日を決めることが重要です。
縁起が気になる方は吉日を、料金が気になる方は吉日以外を選ぶと良いでしょう。
仏滅を吉日に変える方法
仏滅に引越しするものの縁起が気になる方は、引越し日より前の大安に神様にお供えするお酒などを新居に運んでおくとよいかもしれません。一部では、これにより引越し日が吉になるといわれています。
過度に気にしすぎる必要はないかも
六曜は鎌倉時代末期から室町時代にかけて中国から伝わった考え方です。幕末頃から一般に浸透し始め、本格的に浸透したのは明治以降、あるいは戦後といわれています。
古くから日本に伝わる考え方ですが、一般に浸透したのは近代以降です。スケジュールの都合がつかない方、引越し料金が気になる方などは、気にしすぎる必要はないかもしれません。
吉日に引越ししたい方は早めに予約を
スッキリした気分で新生活を始めたい方は、大安などの吉日に引越しすると良いでしょう。引越し業者が1日に受けられる引越し件数には限りがあります。
引越し業者の予約は一括見積もりサイトが便利です。簡単な情報を入力するだけで複数の引越し業者から見積もりをとれます。
吉日に空きがある引越し業者なども簡単に探せるはずです。引越し料金を値引きしやすいなどのメリットもあるので、賢く引越ししたい方は利用を検討すると良いでしょう。
まとめ
一般的に、引越しの吉日は六曜を用いて占われています。六曜とは、「大安・友引・先勝・赤口・先負・仏滅」からなる暦注です。
引越しに最も縁起の良い日は大安、最も縁起の悪い日は仏滅と考えられています。吉日に引越ししたい方は大安を選ぶと良いでしょう。
ただし、大安は人気が高いので引越し料金が割高になりやすいとされています。吉日を選びたい方はこの点に理解が必要です。縁起を気にしない方は仏滅を選ぶとよいかもしれません。
人気が低いので引越し料金が割安になりやすいとされています。これから引越しをする方は、価値観に合った引越し日を選びましょう。人気の高い日は予約がすぐに埋まります。一括見積もりサイトなどを利用して、早めに予約をとりましょう。
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