上手な引越しのキャンセル方法!これでもうキャンセル料金は取られない
いったん引越し業者と契約はしたものの、あとから見積もりを出してもらった業者のほうがお得だからそちらと契約したい。そんな場合は契約を破棄して、新しい引越し業者と契約する必要があります。
しかし、キャンセル連絡の際は営業トークで引き止められることもあり、お断りのトークには工夫が必要です。
この記事では、スムーズにキャンセルする方法やキャンセル料がかからないタイミングをお伝えしていきます。引越しの契約をキャンセルする場合は、ぜひ参考にしてください。
契約したけどやっぱりキャンセルしたい!理由はどうする?
引越しの見積もりを複数社にお願いした場合、「契約後により安くて条件の良い業者が見つかった」という場合もあります。その場合、先に契約した引越し業者にはキャンセルの連絡を入れなければなりません。
しかし、キャンセルの連絡を入れると理由をしつこく聞いてきたり、条件を変更するという営業トークをされたりすることも。スムーズにキャンセルするためには、断り方を一工夫しましょう。
スムーズにキャンセルするには、営業担当者ではなく代表電話に連絡しましょう。見積もりや契約を担当した営業マンは、つなぎとめておくべく営業トークをしますが、代表電話は事務的なものです。
営業時間内の9時~17時に連絡すれば、たいていは女性が電話に出て、スムーズにキャンセルできます。この場合はすなおに「条件の良い業者が他に見つかったので」と伝えても構いません。
どうしても営業担当者に連絡しなければならない場合は、料金や条件以外の理由でキャンセル連絡をします。
・会社指定の引越し業者で引越しすることになった
・引越し自体がキャンセルになった
・両親の付き合いのある引越し業者を使わざるを得ない
これらのキャンセル理由はすべて外的要因がポイントになっています。「自分としては契約しても良いが、いろいろな外的理由でお断りせざるを得ない」という姿勢でキャンセルするとよいでしょう。
営業マンも引き留めるわけにはいきませんので、それほどしつこい営業トークをしなくなります。
引越しのキャンセル料金が発生するタイミングは?
引越しのキャンセルはどのタイミングですればよいのでしょうか。できればキャンセル料がかからないようにしたいものです。
多くの引越し業者が採用している『標準引越運送約款』によれば、キャンセル料は引越し当日の前日、当日のキャンセルに限って徴収できます。
引越し前日のキャンセルは見積もりの10%、引越し当日のキャンセルは見積もりの20%を支払うことになります。アリさんマークの引越社、アート引越センターなど、大手の引越し業者の多くはこの約款を採用しています。
つまり、引越し日3日前まではキャンセル料が発生しないということです。
条件の良い業者を見つけたら、引越し3日前前にキャンセルし、契約しなおしましょう。ただし、独自の約款で運営している引越し業者はこの限りではありません。契約したら必ずキャンセル・キャンセル料と約款について確認しておくのが確実です。
引越しをキャンセルするとダンボールは買取になる?
引越し業者と契約したら、ダンボールなどの梱包資材を持ってきてもらえます。しかし、キャンセル後はそのダンボールは不要になり、見積書に書いてある金額での買い取り、もしくは引越し業者への返却が必要です。
『標準引越運送約款』によるとダンボールやガムテープ、そのほかの梱包資材は付帯サービスとなり、引越し業者はキャンセル料とは別にこの資材代の請求が可能とされています。買い取りを希望する場合は見積金額の金額で買い取りましょう。
買取りしない場合は、宅急便か郵送で返却すれば梱包資材代金を請求されることはありません。ただし、送料は自分持ちになりますので返送料金はかかります。
ダンボールはかなり大きいうえに重さもあり、送料は安くありません。数千円以上はかかると思っておいてよいでしょう。引越し業者が家の近くにある場合は直接持っていくのがおすすめ。直接持っていけば送料はかかりません。
また、梱包資材を少しだけでも使ってしまった場合は返却できませんので、買取りが必須です。キャンセルの可能性がある場合はうっかり使わないように注意してください。
まとめ
引越しのキャンセルに関することをご紹介しました。キャンセルしたい場合はとにかく早めに連絡を入れましょう。3日前までならキャンセル料もかかりません。理由を聞かれた場合は記事にある通り、外的要因を持ち出すとしつこく迫られることはありません。
また、梱包資材は買取りもしくは返却になりますので、キャンセルすると買取り・返送の料金は必ず必要です。そのことを踏まえてキャンセル連絡してくださいね。