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引越しは縁起の良い日に!おすすめの日取り【2016年度版】


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引越しは、人生の転機や門出に重なることが多いイベントです。

そのため、縁起の悪い日を避けて引越ししたいという人も少なからず存在しています。

六曜の中では「大安」は縁起が良く、「仏滅」は縁起が悪いというイメージがありますが、そのほかの六曜はどんな意味があるのでしょうか。

少しでも縁起が良い日を選び、新しい門出にふさわしい引越しをするためには、六曜の意味を知っておくとよいでしょう。

また、六曜は引越し料金にかかわることもあります。知っておいて損はありませんので、この記事でぜひ学んでください。

引越しに縁起がいいのは「大安」ってホント?

すべてに対して縁起の良い「大安」

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「大安」は、六曜の中でも最も縁起が良い日として広く知られています。

昔に比べれば六曜を気にしない人が増えましたが、それでも結婚式や結納など、お祝い事は大安を選ぶ人が多いでしょう。

もちろん引越しにも最適な日ですので、引越しの日取りを検討する際も、大安であれば問題ありません。

ただ、縁起の良い日であるがゆえに、引越しの日取りとしても人気があります。大安は月に2日~6日程度しかなく、引越しが集中していることも。

特に引越しの繁忙期である3月は、大安の日に引越すのは至難の業です。土日が重なっている場合はさらに難しくなります。

では、大安以外の日で、縁起の良い引越しはできないのでしょうか。次の章から、六曜の意味と引越しの関係を見ていきましょう。

六曜をもっと知れば、縁起の悪い日を避けて、幸先よく新しい生活をスタートできます。

2016年度の大安吉日の一覧

6月1日(水)・5日(日)・11日(土)・17日(金)・23日(木)・29日(水)
7月9日(土)・15日(金)・21日(木)・27日(水)
8月2日(火)・7日(日)・13日(土)・19日(金)・25日(木)・31日(水)
9月4日(日)・10日(土)・16日(金)・22日(木)・28日(水)
10月3日(月)・9日(日)・15日(土)・21日(金)・27日(木)
11月1日(火)・7日(月)・13日(日)・19日(土)・25日(金)・29日(火)
12月5日(月)・11日(日)・17日(土)・23日(金)

引越しと六曜の関係は?

六曜っていったいなに?

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引越しと六曜の関係を見る前に、まずは六曜について解説していきます。

六曜は、もともと中国生まれの暦注(歴に記される吉凶・その運勢など)の一つで、日本に伝来したのは鎌倉時代末期とされています。

その後少しずつ形を変え、幕末ごろには暦(今でいうカレンダー)にも記載されるようになりました。

六曜にはひとつひとつに吉凶があり、時間によって吉と凶が分かれている日もあります。結婚式の口上「本日はお日柄も良く・・・」とは、その日が吉であるということです。

1年すべての日に六曜が割り振られており、月の最初の変わり目以外は、「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の順で繰り返されていきます。

今でも六曜付きのカレンダーは多く市販されていますし、冠婚葬祭の日取りを六曜に従って決める人は数多くいます。

しかし、六曜は根拠のない迷信であるとして、公共機関が発行するカレンダーから省かれることもあります。冠婚葬祭やイベントに欠かせない六曜ではありますが、もともとの根拠を知る人は少なくなり、今では盲目的に「吉なのか・凶なのか」だけを気にされているようですね。

それでも、「縁起」を大切にする日本人にとって、六曜は欠かせないものです。門出となる引越しには、できるだけ縁起の良い日を選びたいものです。

六曜の意味と引越しの関係

六曜はひとつひとつに意味があり、吉凶が決められています。引越しと六曜の関係を、それぞれの吉凶や意味と合わせて、詳しく解説していきましょう。

大安(たいあん・だいあん)

六曜の中で最も縁起が良いとされており、終日「吉」ですので、時間は関係なく縁起の良い日です。引越しの際も大安を希望する人が多く、引越し料金が高い場合もあります。人気が集中している分、引越し業者を押さえるのが大変です。特に3月は1年で最も多くの人が引越す時期ですから、大安にこだわる人は、引越しの依頼を早めに済ませましょう。

先勝(せんしょう・さきかち)

時間によって吉凶が違う日です。午前中が吉、午後が凶ですので、引越しをするなら午前中に済ませましょう。早朝から正午までしか吉の時間帯がありませんので、引越し時間が比較的短い、近距離・単身の引越しに向いています。

友引(ともびき)

友引は「凶事(悪いこと)に友を引く」という意味があり、葬儀はこの日を避ける傾向があります。時間帯よって吉凶が違い、朝が吉、昼は凶、夕方が大吉です。朝・昼・夕方というざっくりとした分け方ですので、多少わかりづらい面はありますが、朝(9:00~11:00)は引越し作業、昼(11:00~13:00)は昼休憩、その後は引越し作業の再開、というふうに、吉の時間帯に引越しの作業を振り分けると、問題なく引越しできそうです。

先負(さきまけ、せんぷ)

上述した「先勝」の逆で、午前中が凶、午後が吉の時間帯です。急ぎの用事や勝負事を避け、静かにしておくのが良いとされていますので、引越しの作業は不向きかもしれません。しかし、午後からの引越しであれば問題ないと言えます。引越しの繁忙時は午後からの作業を指定されることが多めですので、その際は先負の日を選んでも良いでしょう。

仏滅(ぶつめつ)

すべてにおいて凶の日で、お祝い事はこの日を避けます。もちろん、引越しにおいても凶です。しかし、人気がない分料金を安く設定している引越し業者もありますので、料金重視の方は仏滅を選んでも良いかもしれません。

赤口(しゃっこう、せきぐち)

あまり知られていないこの「赤口」ですが、実はお祝い事が大凶の日で、引越しにも適していません。人によっては仏滅よりも悪い、という人もいます。「赤」という字が縁起の悪いもの(火・血)を連想させるため、火事や刃物に要注意と言われています。吉の時間帯は正午前後のみと非常に短く、朝も夕方も凶です。正午前後の時間帯だけで引越し作業を終えることはできないため、この日は避けたほうが無難です。

天赦日・一粒万倍日・不成就日なら、引越しOK

大安のほかにも、縁起の良い日がある!

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縁起の良い日=大安、縁起が悪い日=仏滅のイメージがありますが、実は六曜のほかにも吉凶を決める選日(干支に基づいて決める、吉凶を定めた日)があります。

そのうち吉とされているのが「天赦日(てんしゃにち、てんしゃび)」「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」、凶とされているのが「不成就日(ふじょうじゅび、ふじょうじゅにち)」です。

3つの意味をそれぞれ見ていきましょう。

天赦日(てんしゃにち、てんしゃび)

「天が万物の罪を赦す」日とされていて、日本の暦の中では最上の吉日です。

新しいことを始める、挑戦するにはこの日が最適と言われています。1年に5日~6日程度しかない、貴重な吉日です。結婚や新しいお財布の購入、もちろん引越しにも適しています。

天赦日は他の吉日(大安・一粒万倍日)と重なる場合もあります。縁起を大切にしている人にとっては、これ以上の吉日はありませんね。

重なるのは1年に1日か2日程度(ない年もあり)ですが、都合が合えばこの日を選ぶに越したことはありません。

2016年度の天赦日の一覧

7月11日(月)
9月23日(金)
12月8日(木)

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

「一粒の籾が万倍になる」という意味があり、天赦日と同じく、何事を始めるにも良い日とされています。

結婚や起業、お祝い事、宝くじ購入が吉と言われていますから、新しい門出となる引越しにも適していると言ってよいでしょう。

天赦日と違ってひと月に5日程度ありますので、引越しの日程も合わせやすいのがうれしい点です。

一粒万倍日とその他の吉日(大安・天赦日)が重なる日取りなら、さらに縁起が良くなるとも言われています。

逆に、凶日と重なると縁起の良さは半減すると言われていますので、六曜と合わせて引越し日程を決めてください。

ただし、この日は「何倍にも膨らんでしまう」という意味から、借金や物を借りることはNGです。引越しのお金を人から借りて支払うことのないように、お金は事前に準備しておきましょう。

2016年度の一粒万倍日の一覧

6月2日(木)・3日(金)・5日(日)・16日(木)・17日(金)・28日(火)・29日(水)
7月11日(月)・14日(木)・23日(土)・26日(火)
8月4日(木)・10日(水)・17日(水)・22日(月)・29日(月)
9月3日(土)・11日(日)・18日(日)・23日(金)・30日(金)
10月5日(水)・15日(土)・18日(火)・27日(木)・30日(日)
11月11日(金)・12日(土)・23日(水)・24日(木)
12月5日(月)・6日(火)・7日(水)・8日(木)・19日(月)・20日(火)・31日(土)

不成就日(ふじょうじゅび、ふじょうじゅにち)

「何事も成就しない」という意味がある日。結婚・起業・契約など、すべて凶と言われている日です。

新しいことを起こすことが凶とされていますから、もちろん引越しにも適していません。

ひと月に4日~5日程度あり、この日が大安や天赦日、一粒万倍日と重なってしまうこともあります。

それぞれの選日は別の体系ですので、どちらを優先させるかは個人の判断ですが、できるだけ縁起の悪い日を避けたい人には、吉凶が重なった日の引越しはおすすめできません。

ほかの凶日と重ならない大安、天赦日、一粒万倍日が最も縁起が良いですから、その日を選んで引越ししてください。

2016年度の不成就日の一覧

6月3日(金)・9日(木)・17日(金)・25日(土)
7月3日(日)・9日(土)・17日(日)・25日(月)
8月2日(火)・5日(金)・13日(土)・21日(日)・29日(月)
9月2日(金)・10日(土)・18日(日)・26日(月)
10月1日(土)・9日(日)・17日(月)・25日(火)
11月3日(木)・11日(金)・19日(土)・27日(日)
12月3日(土)・11日(日)・19日(月)・27日(火)

縁起が悪い日に引越す場合の対処方法

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縁起が良い日に引越しできれば申し分ないですが、時には都合が合わない場合もあります。

急な引越しでどうしても縁起が悪い日に引越すことになったら、以下の対処法を実践してください。

縁起の良い日を選んで簡単な引越しをする

大安や天赦日、一粒万倍日など、縁起が良い日を選び、荷物を少しだけ移動させておく方法です。

お箸や茶わんなどの良く使う日用品、思い出のもの、家財道具などを運び、その日を「正式に引越しした日」としておきます。大部分は他の日(縁起の悪い日)に運ぶことになりますが、このプチ引越しをしておけば問題ありません。

比較的近い場所に引越す場合は、この方法が有効ですね。自家用車やレンタカーを利用して、家財道具を少しだけ運び込みましょう。

できれば家主が一泊するのがおすすめです。新居で一泊することによって、「引越しを完了した」という意味になり、縁起が良い日に引越したことになります。

万年青(おもと)を引越し先で一番に運ぶ

引越しの縁起物である「万年青(おもと)」と言われる植物を、引越し先に一番先に家に入れるという方法です。これは縁起が良い日にも行われる、引越しの儀式の一つです。一種のお払いのような意味が込められています。

縁起が良い日・悪い日にかかわらず、「引越しの縁起を良くする」と言われているのが万年青で、1年を通じて緑の葉を枯らすことなく、青々としている植物です。鬼門(北東)に置くと悪い気を防ぐと言われています。

万年青は、近くの園芸店のほか、ネット通販でも手に入ります。非常に育てやすく、価格も2,000円~4,000円程度とリーズナブルですので、この機会に観葉植物として新居に置いても良いでしょう。

まとめ

縁起が良い日は大安、縁起が悪い日は仏滅、というイメージが強く根付いていますが、調べてみるといろいろな吉凶があることが分かります。時間を変更したり、ほかの吉日を選んだりして引越しの日程をやりくりし、縁起が良い日を選んでください。

また、縁起が悪い日の引越しでも嘆くことはありません。上記にご紹介した方法を実践して、縁起の良い状態へと変化させてください。


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