レンタカーの軽トラで自力引越し!費用や詰み方は?
近距離で荷物が少ない引越しなら、自力で引越しすることができます。レンタカーで軽トラやハイエースバンを借り、人手をそろえれば準備にはそれほど時間がかかりません。
何よりも引越し費用を大きく抑えられるのが魅力です。
手間をかけられる余裕があるなら、レンタカーでの引越しを検討してみましょう。
この記事では、レンタカー費用やそのほかにかかるお金の種類、軽トラで運ぶときの荷物の積み込み方などをご紹介しています。
引越しで使うレンタカーの費用は以外に高い?
「少しでも引越し費用を安くしたい!」そんな人におすすめなのがレンタカーを利用した引越しです。
引越し業者にお願いすると作業員の人件費+車両使用代金が発生しますが、レンタカーを利用して自力で引越しすれば、必要経費は車両のレンタル代とガソリン代のみ。
自力の引越しのほうが安くなる可能性が高いです。
ここでは、レンタカーで引越しした際の費用をご紹介していきましょう。
<レンタカーで引越しした時の費用>
レンタカーで引越しした場合は以下の費用が必要です。
レンタカー費用(車両レンタル代、ガソリン代)
オプション費用(免責補償金、カーナビ代など)
その他資材(段ボール、ガムテープなど)
運搬資材は自分で用意しますので、新品の段ボールやガムテープ代も忘れずに。オプションは事故を起こした場合を考えて、免責補償金だけは支払っておきましょう。
<車両レンタル代について>
レンタカー料金は、利用時間と利用した車種によって決まります。引越しによく利用する軽トラとハイエースバンで比較してみましょう。
ハイエースバンの場合
6時間まで…9,720円
12時間まで…12,420円
24時間まで…14,580円
超過料金…2,160円/1時間
軽トラの場合
6時間まで…5,400円
12時間まで…6,480円
24時間まで…8,640円
超過料金…1,080円/1時間
※どちらもトヨタレンタカーを参照
軽トラの場合は1日借り切っても10,000円以下、ハイエースバンも丸1日借り切って15,000円を切ります。
ガソリン代を入れても20,000円を上回ることはありませんので、車両代だけでみるとそれほど高くないと言ってよいでしょう。
地域やレンタカー会社、借りる時期によっては価格に変動がありますが、それほど大きな違いはありません。
ただし、レンタルする車種には注意が必要です。
軽トラは荷物が少ない一人暮らし向けで、大きめの冷蔵庫や衣装ケースの多い女性には向いていません。
荷物が多い場合は軽トラではなくハイエースバンを借りるのがおすすめです。
また、上記料金にガソリン代(返却する場合は満タンにして返却)、免責補償の料金がプラスされます。
ガソリン代は同一市内であれば1,000円以下、免責補償は1,000円~2,000円程度です。
免責補償は事故が起きたときに多額な補償をせずに済みますので、必ず支払っておきましょう。
これらすべてをまとめると、ハイエース丸1日貸し切りで20,000円程度、軽トラ1日貸し切りで15,000円程度の予算で十分です。
自力で引越しする場合は同一市町村が多いと思いますので、これ以上の料金はほぼかかりません。
手伝ってくれた友人・知人へのお礼を含めても引越し業者にお願いするよりも安く済ませられます。
自力の引越しは手間がかかりますが、料金面はやはりお得です。引越し距離がそれほど長くなく、一人暮らし程度の荷物ならレンタカーを借りて引越しするのがおすすめですね。
軽トラへの上手な荷物の詰み方とは?
軽トラのサイズと積み込める荷物
軽トラはハイエースバンに比べて小さく、その分細い路地に止められるというメリットがあります。
小回りが利くので運転しやすく、一人暮らし程度の荷物なら簡単に運べて非常に便利です。
一般的な軽トラのサイズは荷台の長さが約200㎝弱、荷台の幅が約140㎝です。これに乗せられる荷物は、段ボール40箱~50箱程度。
一般的な一人暮らしの荷物(テレビ・机・2ドア冷蔵庫・ふとん一組・タンス・カラーボックス数個・段ボール10箱~15箱)が一度で詰め切れる程度です。
荷物が多い場合は一度に積み込まず、数回に分けます。ベッドがある場合は1度で運ぶのが難しくなりますので、スケジューリングには要注意です。
軽トラに荷物を詰む時に気をつける事
軽トラに荷物を積み込む時は、荷崩れしないように積み込むのが一番大切です。
途中で崩れてしまうと荷物の破損につながるだけでなく、後続車に危険を与えてしまいます。
しっかりとロープで固定して隙間を出さず、荷崩れしないように積んでください。
積み方のコツは、まず大きなものを先に入れていくことです。
冷蔵庫、洗濯機、タンス、机という風に、大きなものを積み込んだ後、隙間を埋めるようにして小さなものを積み込んで固定していきます。
固定する時は荷物とロープの間に使い古しの毛布などを利用し、傷つけないように固定してください。
大きめの冷蔵庫を運ぶ場合は特に注意が必要です。冷蔵庫は基本的に横に寝かせず縦に積み込みますので、背の高い冷蔵庫はよりしっかりとロープで固定する必要があります。
ロープで固定する際の結び方やひっかけ方にコツがありますので、youtubeなどの動画サイトを参考にして、固定方法をあらかじめ確認しておきましょう。
軽トラにしっかりと荷物を積み込むコツは、荷物を積み込む順番と固定のポイントを抑えることです。
とにかく動かないようにロープで固定することが大切ですので、長めのロープを忘れないように。
軽トラをレンタルする場合はロープも付いていると思いますが、念のため確認しておいてください。
軽トラとハイエースのどちらが荷物をつめる?
軽トラで運べる荷物の量は前述したとおり、一人暮らしの荷物少なめの人の荷物が1回で運べる程度。では、ハイエースバンではどれぐらい荷物を載せられるのでしょうか。
ハイエースの室内は座席をすべて倒した状態で全長2,500mm、幅1500mm、高さ1335mmと、軽トラよりも大きめです。
車種にもよりますが、「ハイエースバン」と呼ばれているシートが倒せるタイプのレンタカーなら、軽トラよりもたくさん荷物を載せられます。
自転車やマットレス、原付バイクまで載せられるのがハイエースのメリットです。荷物が多めの人はハイエースのほうが1回で運べて便利かもしれません。
ただし、ハイエースバンにも弱点はあります。その弱点は背の高い冷蔵庫や食器棚などを載せられないこと。
一人暮らしサイズの冷蔵庫ならOKですが、大きな冷蔵庫は横にしないと載せることができず、前日から水を抜くなどひと手間かける必要があります。
どちらの車種がお得かは手持ちの荷物の種類によって違うということです。
「一人暮らしで少し荷物が多めだけど冷蔵庫は一人用」ならハイエース、「家具や家電類が大きめで荷物も多め」なら軽トラで2往復など、荷物によって使う車種をチョイスするとよいでしょう。
雨が降ったら軽トラでの引越しは延期すべき?
前述したとおり、軽トラでの引越しは一人暮らしで近距離の引越しに非常に便利で、費用をぐっと抑えられます。
しかし、軽トラにも雨が降る日の引越しでは荷物が濡れてしまうという弱点があります。
引越しの日が雨になりそうな場合、また雨が心配な場合は「幌(ホロ)」付きの軽トラをレンタルしておくと荷物を風雨から守ることができ、引越し時の荷物の転倒や破損も防げます。
引越しの日程を変更するのは手間がかかりますから、できれば予定していた日程で引越ししたいものです。
雨が心配な場合は必ず幌付きが借りられるかどうかを確認しておいてください。荷物が濡れない状況を作れば、雨の日の引越しでも問題はありません。
ただし、雨の日の引越しとなれば体力的にも大変ですし、滑りやすくなります。荷物を運ぶ際は細心の注意を払って、けがをしないように運んでいきましょう。
まとめ
手間をかけてお金をかけない引越し方法として、レンタカーを利用した引越しはとても便利です。
一人暮らし・県内の移動であれば間違いなくレンタカーがお得と言ってよいでしょう。少しだけ手間をかければ、引越し費用をぐっと安く抑えられます。
「レンタカーは返却がめんどくさくて・・・」という人は、乗り捨てができるレンタカーを選ぶとよいでしょう。
引越し先近くの店舗に返却することができますので、返却のために借りた店舗まで戻る必要がなく、少し遠くに引越す場合も非常に便利です。
引越し費用を抑える方法として、レンタカーの利用をぜひ検討してみてください。