地道に節約!引越し業者を使わない引越しの行い方
何かと物入りな新生活。少しでも節約してお金を残しておきたいですよね。そこで気になるのが引越し業者を使わない引越し方法です。
ここでは、自分で引越しを行う方法と気をつけたいポイントなどを解説しています。引越し業者を使わない方は、参考にしてください。
引越し業者を使わない引越しの行い方
荷物の量などにもよりますが、引越しは自分で行うこともできます。一般的に、荷物の量が少なくて近距離であれば、引越し業者を使わないほうが安いといわれています。
引越し料金は、「使用するトラックの大きさと荷物を運ぶ距離・時間、実費、オプションサービス料金」で決まるからです。
このように言われるので、引越しを予定している方の中には自分で作業を進めたいと考える方がいるはずです。自分で作業を進めるには、荷物を梱包する資材と荷物を運ぶ車、荷物を運ぶ人でなどが必要になります。
梱包資材を準備
引越し業者を使わない方は、ダンボールやガムテープなどの梱包資材を自分で用意しなくてはなりません。
無料で入手するデメリットは、サイズが揃わないことと、ダンボールが傷んでいることがあることなどです。
また、引越しに必要な量を揃えるまで時間がかかります。何度も、あるいは色々なお店にお願いしなくてはならないので、無料で梱包資材を用意したい方は早めに行動したほうが良いでしょう。
一般的な荷物の量の場合、一人暮らしで10箱、2人暮らしで20箱、3人暮らしで40箱、4人暮らしで50箱程度のダンボールが必要といわれています。
あくまでも一般的な荷物の量なので、人によってはこれより多く必要になることもあります。荷物が多い場合、プラス10箱程度を考えておくとよいかもしれません。
トラックを準備
梱包資材の準備ができたら、荷物を運ぶ自動車を準備します。荷物を運べる自家用車を所有していない方は、トラックをレンタルすると良いでしょう。レンタルするトラックの大きさは荷物の量により異なります。
荷物の量が1.5畳に収まる場合は1.5トントラック、3畳に収まる場合は2トントラック(ショート)、5.5畳に収まる場合はは2トントラック(ロング)が目安です。
トラックをレンタルする費用はトラックの大きさとレンタルする時間で異なります。2トントラックを12時間レンタルすると1万円~1.5万円程度、24時間レンタルすると1.5万円~2.5万円程度かかります。
保険を付帯する場合は、免責補償の料金(1000円~2000円程度)も必要です。
トラックなどをレンタルするときは乗り捨てが便利です。乗り捨てとは、トラックを借りた営業所以外の営業所で返却する利用方法です。新居の近くで返却すれば手間がかかりません。
ただし、レンタカー会社によっては、他府県の営業所、遠方の営業所に返却すると手数料がかかります。遠方へ引っ越す方は、この点も調べてからレンタカー会社を選びましょう。
引越し業者を使わないときの注意点
引越し業者を使わない場合、引越しの過程で様々なトラブルに遭遇する可能性があります。自分で引っ越す方が気をつけたいポイントを説明します。
重い荷物を自分で運ぶ
引越しでは、家の中にあるすべての荷物を運び出します。冷蔵庫やテレビ、洗濯機など重い荷物も例外ではありません。
自分で引越しする方は、これらを自力で運び出さなくてはなりません。重い荷物がある場合、人手の確保が必要になるかもしれません。
荷物の破損が多い
引越し業者を使わない引越しで、最も多いトラブルといわれているのが荷物の破損です。養生や梱包・運び方のコツがわかっていないので、住宅の壁にぶつけるなどして破損することが多いようです。住宅の壁にぶつけると、住宅も傷ついてしまいます。
引越し業者を使わない方は保険を利用できないので、荷物や壁が傷ついても補償は受けられません(引越し業者が荷物や壁などを傷つけときは、基本的に引越し業者が加入している保険を利用できます)。
つまり、全額自己負担での修理になります。
人手が必要になる
荷物の量が多い、重い荷物があるなどの場合、一人で引越しを行うことが難しくなります。無理をして一人で行うと、荷物や住宅を傷つけてしまうこともあります。引越し業者を使わない方は、基本的に誰かに手伝ってもらったほうが良いでしょう。
1日仕事になることが多い
引越し業者に依頼すると、たいていの引越し作業(移動時間は除く)は数時間で終わります。午前から作業を開始して、午後から荷解きをすることも可能です。
スピーディーに引越しできる理由は、プロの引越しスタッフが作業を行っているからです。
素人が引越しを行うと、作業に時間がかかります。また、体力的にもかなりきつくなります。
引越し業者を使わない方は、丸1日をかけて荷物を搬出・搬入するくらいのイメージでスケジュールを組んだほうがよいでしょう。
引越し当日に荷解きまでするのは難しいかもしれません。
引越し業者を使わないって本当にお得?
引越し業者を使わない引越しは、かなり大変であることが分かりました。それでも引越し料金が大幅に安くなるのであれば行う価値はあります。引越し業者を使わない引越しは本当にお得なのでしょうか。
引越し業者を使わないときの費用
引越し業者を使わない場合、梱包資材代とレンタカー代、協力してもらった知人に払う謝礼が必要になります。具体的な金額はケースにより異なりますが、合計で1.5万円~3万円程度かかることが多いようです。
一括見積もりで引越し料金を把握
引越し料金を出来るだけ抑えたい方は、引越し業者を使わない場合と引越し業者を使う場合の費用を比較してから検討しましょう。それほど差がなければ、引越し業者を使ったほうがお得です。
引越し業者を使う場合の費用は一括見積もりで調べられます。
一括見積もりとは、ウェブサイトで引越しに関する情報を入力するだけで複数の引越し業者から見積もりをとれるサービスです。手間をかけずに見積もりをとれる点と引越し料金が最大で50%程度も安くなるメリットがあります。
引越し料金が安くなる理由は、競合他社の見積金額をベースに価格交渉できるからです。特別な知識がなくても、営業担当者に競合他社の見積金額を提示するだけで値下げ交渉を強力に推し進めることができます。
まとめ
一般的に、引越し業者を使わない引越しはお得といわれています。
確かに、引越し料金を節約できるケースは多いですが、梱包資材の準備、レンタカーの用意など準備が必要になります。
また、荷物や住宅の傷などに関する補償も受けられません。苦労して引越しをしても数千円~1万円程度しか節約できないこともあるので、自分で引越しをしたい方はそれぞれの費用を比較して検討を進めましょう。
引越し業者を利用した場合の費用は、一括見積もりで確かめられます。一括見積もりには引越し料金を安くする効果も期待できるので、引越し料金が気になる方は利用してみてください。