離婚や別居で引越しすることになった女性が注意したいポイント
何かしらの理由で離婚や別居を検討している女性は多いはずです。離婚や別居を検討するときに気になるのが収入ですよね。
収入がない女性は、どのような点に気を付けて引越しを進めればよいのでしょうか。気を付けたいポイントなどを解説します。
離婚や別居に伴う引越しの注意点
離婚や別居に伴う引越しは、通常に引越しと異なります。引越しを予定している方は、次の点などに気をつけましょう。
荷物の仕分け
離婚や別居に伴う引越しにより、一緒に暮らしていた男女は別々の場所に住むことになります。2人の共有の家財なども別々の場所に運ぶことになります。トラブルを避けるため、引越し前に家財の所有者を明確にしておきましょう。
直接話したくない方は、第三者に仲介してもらうとよいかもしれません。引越しの段取りなどにも手間はかかるので、離婚や別居が決まった方は出来るだけ早く荷物の仕分けを行ってください。
男性に気づかれない引越し方法
何かしらの理由で、男性に気づかれずに引越しを済ませたい方もいるはずです。会社勤めをしているなど男性のスケジュールを容易につかめる方は、男性が不在の時に引越しを予約すると良いでしょう。引越し業者によっては、14時~15時の間に搬出作業を済ませるなどの予約も可能です。
スケジュールが分からない方は、引越しできるタイミングで即日対応してくれる引越し業者を探すとよいかもしれません。引越し業者の中には、トラックが空いていれば即日対応してくれるところがあります。
引越しを素早く済ませたい方には、最低限の荷造りを済ませておくことをオススメします。荷づくりさえ済んでいれば、1人分の荷物は30~60分程度で搬出できます。
ちなみに、1人分の荷物を梱包・搬出するには120分程度かかります。
周囲の方に引越しすることを悟られたくない方は、専用のプランを用意している引越し業者を選んでみてはいかがでしょうか。社名を隠すなど、引越し作業を行っていることを分からないように引越し作業を進めてくれるので安心です。
新生活の収入を確保する
離婚や別居を予定している方は、新生活に必要な収入を確保する必要があります。引越ししてから仕事を探し始めると生活が厳しくなることがあるので、仕事は出来るだけ離婚や別居、引越し前に見つけましょう。
ハローワーク
ハローワーク(公共職業安定所)は、国によって運営される職業紹介所です。無料で職業紹介や就職支援などのサービスを提供しています。
ハローワークの中で注目したいのがマザーズハローワークです。マザーズハローワークは、子育て中の方を中心にこれから社会へ出たいと考えている方の就職を支援しています。
また、ハローワークでは、ひとり親家庭の就業を支援する制度や女性の就業を支援する制度なども利用できます。仕事を探したい方は、ハローワークで相談してみるとよいかもしれません。
離婚・別居する女性が抑えておきたい就職のコツ
仕事を見つけたい女性は、いくつかのポイントに気を付けると仕事を見つけやすくなるといわれています。
具体的に、どのようなポイントに気を付ければよいのでしょうか。
子供を保育園などに預ける
子どもがいる方は、保育園などに預けて働ける環境を確保しましょう。保育園などの募集がかかるのは秋です。この時期に応募することで子供を預けやすくなります。
離婚の成立が秋以降になる方は、応募時に離婚の予定を伝えましょう。優先順位を高くしてもらえるはずです。
子育ての支援を受けられる環境を確保する
子どもがいる方は、子育ての支援を受けられる環境を確保しておくことも重要です。
例えば、子供が病気になったときに預かってもらえる環境を確保するなどです。子供が病気になるたびに仕事を休むとなると、就職は難しくなります。家族や友人など、協力してくれる方の近くに引越ししてみてはいかがでしょうか。
技能を磨いておく
離婚や別居までに時間がある方は、就職に必要な技能を磨いておくと良いでしょう。
例えば、最低限のパソコン操作を身に着ける、資格を取得するなどがオススメです。自治体によっては、ひとり親を対象に低額でパソコン操作に関する講習などを行っているところがあります。
生活保護の受給は難しい
離婚や別居を予定している方で収入がない方の中には、生活保護を受給すればよいと考えている方がいるかもしれません。確かに、生活保護を受給すれば最低限度の生活費などを得られますが、簡単に受給できるものではありません。
生活保護は、生活に困窮する方が利用しうる資産や能力などを全て活用しても、最低限度の生活を維持できない場合に支給されるものだからです。
離婚や別居をしてから努力をしたにもかかわらず最低限度の生活を維持できない方は、福祉事務所で相談してください。あるいは、地域の民生員さんなどに相談することもできます。
DVに困っている女性も福祉事務所で相談を
離婚や別居などを検討している女性の中にはDVに困っている方がいるはずです。離婚や別居をしたいものの収入がなくて一歩を踏み出せない方も、福祉事務所で相談するとよいかもしれません。福祉事務所で相談すれば、適切なサービスや施設を紹介してくれるはずです。
例えば、DV被害者の一時保護施設として母子生活支援施設などを紹介してくれることがあります。母子生活支援施設では、退所後の自立に向けた支援なども受けられます。
まとめ
離婚や別居に伴う引越しを予定している方は、後のトラブルを防ぐため荷物の仕分けを慎重に行いましょう。男性に気づかれず引越ししたい方は、引越し業者に相談すると良いでしょう。
引越し後は、新生活を維持するため収入を確保する必要があります。離婚や別居の前に仕事を確保しやすい状態を作っておくことをオススメします。
生活保護は、努力をしても最低限度の生活を維持できないときに利用できるセーフティネットです。離婚・別居前から生活保護を当てにすることは出来ません。
DVにお困りの方は、福祉事務所で相談してみてはいかがでしょうか。問題解決の一歩になるはずです。離婚や別居を予定している方は、以上のポイントを参考に引越しを進めてみてはいかがでしょうか。
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