引越しで衣装ケースの中身は出さなくてOK!ただしダメなケースも
引越しの際に迷うのが、衣装ケースの扱い方ではないでしょうか。
中に入っている衣類を出すのか出さないのか、口はガムテープで止めておくべきなのかなどなど、その扱い方は意外と知られていません。
衣装ケースの中身を出さなくてOKの引越し会社や、衣装ケースの中身に入れおいていいもの・悪いもの、タンスの扱い方など、ここでは衣装ケースにまつわる引越し時の疑問を解説していきます。
衣装ケースの中身ってそのまま運んでもらえるの?
実は衣装ケースの中身はそのままでOK!
衣装ケースは、中身が衣類であれば入れたままで運んでもらえます。
プラスチック型・引き出し式のもの、箱型のもの、どちらでも運んでもらえますので、そのまま衣類を入れておきましょう。
ふたが甘くなっている場合は、ひもで縛っておくと運びやすくものがあふれてしまう心配がなくなります。
衣類を入れたまま運べるのは、以下のようなものです。
・軽い素材の衣装ケース(籐でできた行李・布製の引き出しなど)
衣装ケースそのものの素材が軽く、運べる大きさのものであることが条件ですね。
不安な場合は引越し業者に問い合わせ、衣類を入れたままで運んでもらえることを確認しておくと確実です。
衣装ケースに入れて良いもの・ダメなもの
衣装ケースは衣類だけを入れているとは限りません。
小さな引き出し式の衣装ケースに食器を入れたり、工具を入れたりしている場合もあるでしょう。
衣類以外のものを入れている場合は、必ず中身を段ボールに移し替え、空の状態にしておいてください。
基本的にワレモノ、重いものは衣装ケースに入れたまま運ぶことはできません。
貴重な書類や思い出の品も、紛失の心配があるので避けましょう。
また、本や雑誌類などの紙類、CDやDVDなどの壊れやすいものも必ず段ボールに移し替えてください。
ただし、衣類以外のものでも帽子やカバンなど、軽めのものなら入れたままでOKです。子供の軽いおもちゃは塩ビ製の壊れづらいものやぬいぐるみ類ならそのまま運んでくれます。
洋服ダンスはどうすればよい?
木製のしっかりとした衣装ケースや洋服ダンスは、衣類を入れたまま運ぶことはできません。
小さなタンスの場合はOKと言われる場合もありますが、そこはケースバイケースですので、業者に直接見てもらって必ず確認してください。
タンスはそのものが重いですから、衣類を入れたままでは引越し業者の方が大変です。大切なタンスを傷つけないためにも、必ず中身を出して運びやすい状態にしておきましょう。
和服が入っている場合は、専用の長い段ボールを用意してもらい、必ず移し替えてから運びます。
中に入れたままだとしわになる可能性もありますので、和服は丁寧に段ボールに詰め替え、業者の方に運んでもらってください。
衣装ケースそのままでOK!の引越し業者
ほとんどの引越し業者が衣装ケースに衣装を入れたまま運んでOKです。以下の引越し業者は確実に衣装ケースをそのまま運んでくれる業者です。
・ヤマトホームコンビニエンス(クロネコヤマト)
・日通
・引越しのサカイ
・アート引越センター
大手引っ越し業者は比較的そのまま運んでくれる可能性が高いようです。
大きさや重さが微妙な衣装ケースや洋服ダンスは、必ず見積もりの時に「中身が入ったままでも大丈夫ですか」と一言確認しておきましょう。
衣装ケースをガムテープで止めても大丈夫?
ガムテープで止めるのはおすすめできない!
衣装ケースが開かないように、ガムテープで止めておくのも一つの手ですが、ガムテープははがした後、粘着質のものがそのまま残ってしまう場合があります。
その後の使用に支障をきたしますので、箱型のもの・引き出し式のものともにガムテープで止めるのは避けておいたほうが無難です。
止めておくように指示された場合や、ふたが甘くなっている時は「養生テープ」がおすすめ。
薄いポリ製・布製のテープで、はがした後に粘着が残りません。貼りやすく剥がしやすいので、引越しの作業に1つあると大変便利です。
ハンガーにかけている衣類は段ボール詰めにするの?
ハンガーにかけているものは、基本そのままでOK
長いコートやスーツ類など、普段からハンガーにかけて収納しているものは、高さのあるハンガー専用の段ボールを用意してもらうか、段ボールに詰め替えて運びます。
最近ではハンガー専用の段ボールを用意してある引越し業者が多くなり、タンスにかけた時と同じ状態で運べるようになってきました。
ハンガー専用ボックスがない場合は、ハンガーにかけたまま数枚ずつ重ねて二つ折りにし、ざっくりとした状態で段ボールに入れておきます。
ハンガーから外してしまうと、荷解きの際が大変です。
1枚ずつハンガーにかけなおすのは大変ですので、大きな段ボールにハンガーにかけた状態のまま、入れすぎない程度に詰め替えて運ぶのが手間を省くコツです。
まとめ
家族がいる人は、衣装を運ぶのも大変なものです。衣装ケースに入れたまま運べば大きな手間が省けますので、そのまま運べる引越し業者を選ぶとよいでしょう。
通常サイズのプラスチック製の衣装ケースは、ほとんどの場合が衣類を入れたまま運ぶことができます。
大きな行李や木製の重いものは必ず確認を取って、引越し当日に慌てることのないように準備してください。